たにたに

エンド・オブ・ホワイトハウスのたにたにのレビュー・感想・評価

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単なるアクション映画かと思って、軽い気持ちで見ていたが、「韓国大統領をホワイトハウスに招待」し、「北朝鮮にホワイトハウスを乗っ取られる」ストーリーに、リアリティーをかなり感じた。

というのも、このストーリー展開、1980年代のロナルド・レーガンが推進した政策と全く一致するからである。
レーガンは、チョン・ドファン大統領をホワイトハウスに招きいれ、在韓米軍撤退計画を完全に中止した経緯をもつ。

この作品は時代をこえて、この当時の冷戦という特殊な社会構造をわかりやすく可視化したのではないだろうか。

単なるアクション映画としてみても面白いが、政治的な意味も考えながらみると、改めてアジア太平洋地域での国家間のバランス感覚を考えさせられた。
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