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毛皮のエロス ダイアン・アーバス 幻想のポートレートのsilviawongのレビュー・感想・評価

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映像も雰囲気もミステリア感がすごかった。
冒頭からとても大胆なシーンが出て、衣服を排除して皮膚のまま生活したい人間たちの取材だ。
主人公は、商業写真家の旦那を支える平凡な妻を演じで、普通の家庭生活を過ごしていましたが、内心の自我の欲求に気付き、ある冒険に踏み出した。
それはあるきっかけで、変わり者のポートレートの写真を撮りたいという衝動だ。いや、写真を撮ることより、社会の秩序に乗らなくて、隠された変わり人間たちの生き方を覗きたい気がする。
その人たちは世に受けられなくて、自分たちが築く別の世界で生きている。その世界で友情や愛情が生まれるから、寂しくてひとりぼっちではない。
多毛症の欠点を生かして生きていくことは本当に素敵だ。コンプレックスを克服して、終盤の毛剃りシーンは
究極のエロスだ。
恐怖を感じる緊張感と好奇心を演じたニコール・キッドマンにとてもふさわしい役と感じだ。
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