TB12

メイジーの瞳のTB12のレビュー・感想・評価

メイジーの瞳(2012年製作の映画)
3.7
ジュリアン・ムーアとアレクサンダー・スカルスガルドの名前を見つけなんとなく見てみたらめっちゃ良作だったうえに子育てについて考えさせられる内容にもなってた。

いやはやああいう親って結構居るのよ。

とにかくメイジー役のオナタ・アプリールって子が素晴らしすぎた。

ジュリアン・ムーアの毒親役も憎いほどハマってたしアレクサンダー・スカルスガルドには癒された。

またいつか見返したい。
ちゃんと子供に寄り添った目線の作品になってるのがなにより良い。


ただ劇中通してグズったり泣きじゃくったりする場面がほぼないのはさすがにファンタジー映画だな〜とは感じたが。

現実の子供ならあんなたらい回し生活絶対耐えられないしもっと騒ぐと思うが映画としてはそういった場面はストレスになるから排除したのかな。

唯一涙を見せるのはバーの従業員の家に泊まった時だけだもんな。

最後も一応良い感じでは終わるが(映画的にはあのオチで良かったと思うが)現実的に考えるとリンカーンとマーゴも上手くいくとは思えないな。
一時の感情で今はメイジーと一緒に居るだけな感じがするしなによりあの二人どちらも金無さそうだしあんな夢のような生活そう長くは続かないだろう。
結局はスザンナが引き取る事になりそう(てか法的にも自動的にそうなってしまうしな)


とまあストーリーはファンタジーでおとぎ話だけど映画としては胸にくるものがあったし静かに感動も出来たし面白かったから別にいい。
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