たるとたたん

メイジーの瞳のたるとたたんのレビュー・感想・評価

メイジーの瞳(2012年製作の映画)
4.5
「愛してる」は、言葉じゃなくて態度で示すものだと思うから、結局のところ、両親は本当の意味で娘を愛してはいないのだろうと思う。
父も母も、自分が一番大事で、自分が一番愛おしい。結婚なんていう、人生を賭けての協同作業に最も不向きなタイプ。

メイジーは、喧嘩の絶えない毎日の中で何を思っただろう。
花の香りを胸いっぱいに吸い込んだり、涙するマーゴに寄り添ったり、感受性豊かなメイジーは何を思っただろう…(/ _ ; )
大人の都合に振り回されて、子どもは自分の意見を貫く術もない。
かわいらしいお洋服や有り余るおもちゃよりも、メイジーが欲していたもの。

リンカーンとマーゴが最後の頼みの綱だなんて悲しいけれど、唯一心が安らぐ場面だった。
二人に笑顔と日常が戻る瞬間も印象的。大人には大人の悩みがあるものね。
まぁ、二人が美男美女だからっていうのもあるよね!(笑)

今このタイミングで見たのが良かったのか悪かったのか…(*_*)
愛と家族について考えさせられマス。
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