映画のジャンルに密室ものというものがある。ある人間が何らかの目的で、密室に閉じ込められ、脱出をはかるサスペンスものの事をいう。
個人的見解だが、密室ものは駄作が多い。
理由は予算が低くて済むので、多産多死してしまい、真に面白いものは見つけにくいというのが私に考えだ。
もちろん異論があるだろうが、モデルケースが本作だ。
設定は面白そうだが、しかしそれは幻想なのだ。そう、このあらすじから読み取れる事全てと言っていいほど内容はペラペラの紙切れのようなものだ。
ネタバレになるから書こうか悩むが書いてしまう、夫は多額の借金があり、妻は浮気をしている。
これが、後出しジャンケン的にただ出てくるだけなのだ。なんの面白みもない。
また、どうして密室に入れられたかという疑問は殆ど明かされないし、謎技術によって瞬間移動が可能になっているシーンがある。
正直、設定だけの作品だ。
こういう作品が世の中にはゴロゴロしている。
一見普通に見えるから、と侮ってはいけない。
レビューサイトも2点台を叩き出しているのは基本的には地雷なので注意しよう。
つまり、この映画から、言えることは、映画を真剣に見る時は他人の評価も重要だという事だ。(もちろん、反対に誰になんと言われようと好きだという気持ちを持つことも重要だが)
とにかく、本作は個人的感想から全くおススメしない。見るな!と言っておこう!