ねぎおSTOPWAR

スタンリーのお弁当箱のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

スタンリーのお弁当箱(2011年製作の映画)
5.0
スタンリーが愛おしくてたまりません。自分はこんな強い子ではない。フィクションであっても、インドには近しい子が大勢いるのが現状なのでしょう。


スタンリーはずっと嘘をつき続けます。最後まで。悪意はもちろん、歪んでいるわけでもなく。
そして周囲の友達たちがみんないい奴らなんです。彼らはそれとなく全てを知っている。けれどもそれをことさら話しもしない。あの年齢でも、インドに現存する差別や区別をわかっていて、ただ公平であることを望んでいる。
大人たちも距離を保ちながら優しく見守る。

これからの人生において、お弁当箱を見るたびに思い出すと思います。少なくとも人の食べ物を奪うことなかれ。