このレビューはネタバレを含みます
なかなかいいなと思った日常のやりとり。ドラマはないし、わざわざ映画で見るほどでもないと思ったが、なんとなく暖まる。
原題は18の食事。それぞれの食事にはドラマがあって、特になにも物言わない老夫婦の食事がとても良かった。若い人たちの落ち着きない食事と対照的で、沈黙が雄弁に2人の過ごしてきたストーリーを語る。
普段はメシだメシだとガツガツ食べたり、たまにゆっくり居酒屋で飲んでいる時も1人の時間を過ごしていたり、基本孤独が大好きで、人と一緒にいると私が疲れてしまうのだけど、あんな風に、誰かと食べる食事っていいなあと素直に思えた。
多分あの人たちの食べているごはんって、私が何気なく食べているごはんより、美味しい味がするんだろうな。いいなあ。
誰かと食事をするだけ、でもそれはとても有難い。