とりじまカラス

きっと、うまくいくのとりじまカラスのレビュー・感想・評価

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)
5.0
あらすじ
インドの名門大学に三バカがやってきた! 主席でありながら自由奔放に振る舞うランチョー。彼は次々と嫌味な教師や同級生に『仕返し』をし、次第に大学を変えていくが……。

感想
笑えて泣ける傑作映画。
シナリオの出来がずば抜けていて、すべての伏線が計算して仕組まれている。
シナリオについて勉強したいなら、この作品をくり返し観るのがオススメと言えるくらい、完成度が高い。
嫌味なやつらにスカッと仕返しするだけでなく、しっかり筋も通す。
ランチョーというキャラクターの魅力が爆発した作品だった。
ランチョーがただバカをしていたのではなく、しっかり大学で学びを得ていたことを理解させる終盤の展開もすばらしい。

名ゼリフ
「兄弟うまくいーく」
「悪党めいくつウソをつく気だ」
「お前は間違ってた。間違いもあるんだ。わかったか?」

チェックポイント
ウイルス校長を悪役として描くだけではなく、ラストで反転させる展開が見事。
『悪役と理解し合う』展開を描けたからこそ、この映画は傑作になれた。