ななみ

きっと、うまくいくのななみのレビュー・感想・評価

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)
4.1
おもしろかった!
3時間弱だけど飽きない。

最後のオチは読める。
でもそこにたどり着くまでの経緯がおもしろい。
出産のシーンはさすがに現実的ではなかったけど、映画的な見せ場でした。

それにしてもインドは1日が24時間じゃないのかもしれない。





以下、ただの感想文。





学ぶことは競争ではない。1位にならなきゃいけないわけではない。
数字を出すことは、誰の目から見てもわかりやすいからついついそこを目的としがちだけど、「好きなことを学ぶ」「楽しいから学ぶ」「まだ知らないことを学ぶ」からワクワクして夢中になるわけで、そしたら自ら研鑽に励むわけですよね。
だから優秀になって、そこに「誰の目から見ても明らかな数字」がついてくる。

大人になってからもっと勉強すれば良かったと後悔するけど、子どもだった当時は「学ぶこと」はけして「ワクワクすること」ではなかった。
小説や漫画を読んだり、アニメや映画を見たり、ゲームしたり、木登りしたり、一輪車やローラースケートをすることの方がよっぽどワクワクした。
だから自発的にやるようになる。だから上達する。
日本の教育も内因的自発性を高めるような内容になればいいのになぁ。
他力本願だけど。

子を想わない親はいない、と言いきれないけど少なくともこの映画に出てくる親は子を想うがための「押し付け」だった。(親本人の世間体も含まれていたけれど)
でも「子どの人生」であって「自分の人生」ではないんですよね。我が子であっても、その人生は自分のものじゃないんですよ。
より良く、豊かにまっとうに生きて欲しいという願いが、時には過干渉や押しつけになってしまう悲しみ。。
でも最後には和解出来て良かった!

この世に生を受けたからには、自分の人生を生きていきたいな。
日々学んでいこう。
ななみ

ななみ