ととあんや

きっと、うまくいくのととあんやのレビュー・感想・評価

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)
4.1
好きなことをして生きた人間が、きっと成功するという話。
というか、自分の気持ちに正直に生きないと死ぬときに後悔するから、好きに生きた方がそれだけで成功だということだと思った。

映画自体は長いが、話が面白かったので全然退屈せずに観れた。
インド映画の特徴だと思うが途中で歌って踊り始めるのは無くていいと思った。笑
笑えるところもあり、ファルハーンの父を説得するところとかは泣けた。
ピアはランチョーが近くにいた時は婚約者と別れたのに10年後には結婚しようとしていたことに驚いた。やっぱり人に気付かされたことも、時間が経ったら忘れてしまったり、強く思った決心なども薄れてしまうものなのだろうと思った。ランチョーがいなくなった寂しさもあったろうが。
1番心に響いたのは、ランチョーがファルハーンに言った、50年後に死の床で後悔するぞという言葉。大事な決断をする時、死ぬときに後悔しないような決め方をしたいと思った。
インドの学歴社会というか、エンジニアや医者になれないとダメだという社会は、少し昔の日本に近い感じがした。うまく就職できずに自殺してしまった人の近くにランチョーのような存在がいたらと思った。自分もそんな周りに良い影響を与えられる、自分の気持ちに正直に生きる人になりたいと思った。