重かった。
そして刑務にあたる人々の、性格の分かれ目、人間のいい部分嫌な部分を見せつけられた。
死刑囚の詳しい背景は説明されないから余計に、執行日までのストーリーが哀しい。
こういう作品を観ると特に、死刑がなくなればいいと、思います。
『国選弁護人ユン・ジンウォン』で知った主役の俳優さん。おとなしめのキャラクターが持ち味。多くを語るユ・ヘジンタイプとは違い、日本でいう所の、俳優としての新井さんみたいな魅力がある。
死刑執行後の人の生体反応が生々し過ぎて恐くて。観ていられなかった。
最期の雪、芋鍋。ほんとうに哀しかった。
執行した日に恋人は堕胎。
命を「扱う」立場に、なるというのは考えただけでも重いことなんだなと、いい歳になった今さらながら改めて思った。