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プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命のtontonton555のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

とてもよく練られた3部構成の素晴らしい作品でした!

劇中には、ルーク&ルークの息子のジェイソン&エイブリーを中心とした対比的なシーンが多くあり、作品のテーマでもある運命(宿命)を綿密な構成で表現していたように感じました。
すべての物語は狭いコミュニティの中で起きており、登場人物たちは皆が本当に欲しいものを望みつつ、もがきながらも生きています。

そんな閉塞感と緊張感が常に張り詰めた物語は、
見晴らしの良い美しく広々とした風景をジェイソンがバイクで走り去る姿にて終わりを迎えます。
この映画はバイク乗りだった父のルークがバイクショー(閉ざされた空間をグルグルと回る)をしているシーンで始まりますが、父とは違った未来を予感させる素晴らしい対比でした。
作品名の「松林の向こう側」も、よりこの作品を味わい深いものにしていると思いました!

・・・それにしてもライアン・ゴズリング格好良すぎる!!
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