スーパーパワーを持たないスーパーヒーロー『キックアス』と、毒しか吐かない美少女戦士『ヒットガール』のその後。
悪と戦いたいけどまだ弱いキックアスと、悪と戦いたいけど普通の女の子にならなきゃいけないヒットガールの苦悩。
前作の衝撃は、たぶんクロエちゃんの純真無垢な美少女感とその極悪非道な言動のギャップによるものだったと思う。今作のクロエちゃんもキュートでエグかったけど、毒が足りなかった気がするな。アメリカらしい稚拙なエログロ満載は前作同様で、笑えるけど、家族で見るのは気まずい。
それにしても、キックアス役のアーロン･テイラー＝ジョンソンのミケランジェロの彫刻のような筋肉には感動。あの顔であの体だったら惚れないわけない。
新しく出てきたキャラの印象が『マザーロシア』以外にないのが残念。悪役の名前がいちいち面白い。あと残念といえば、トッド役のエヴァン･ピーターズが交代してたこと。X-MENのせいだとしても悲しい。
