特別の能力をもつ人たち
そういう人たちが起こす事件を解決する未詳捜査
そういった能力を持つことは色んなひとから羨ましがられるが、
特別な能力を持つ故に、人から恐れられ、迫害され、場合によっては利用される。
ドラマ~天までは、SPEC側の逆襲がメイン。
SPEC劇中のなかだけでなく、現実の世界でもこれまで、人間はマイノリティーを忌み嫌い迫害してきた。マイノリティーってだけで。そのマイノリティーによる復讐というのが題材。SPECがない世界でもこのことはおきてもおかしくない。
結は、また少しテーマが変わっていて面白い。
設定としては、特殊な能力の人がいて、そう人たちがいるとどうなるか。マイノリティーとして、その人たちがいるいみ、生物学的な意味、哲学的な意味、歴史的な意味。そこから考えられること、監督なりに考えてみたという感じ。そんなバカな話あるかと思うかもしれないけど、その可能性というのは排除できないし、そういう想像力を与えてくれる。その中で、現実社会のマイノリティーの存在意義というのも再考してみたいし、現代社会にいろんな洞察を与えてくれる。
いろんな敵がでてきてめまぐるしく、大変という感想もあるが、いろんなボスがいっぱいでてきて、どんどん強くなってきて、ハラハラドキドキ。RPGゲームみたいな感覚をもてる。
SPECシリーズすべての特徴として、小ネタがいっぱいあって、ふふっと笑えるところがいっぱいあって、それだけで面白いんだけど、それが実は伏線だったりするのがいっぱいあって、小ネタでも気が抜けない。
瀬文さん、
トーマとセブミさんが、最後に対峙するシーンが最高にかっこいい。トーマはこわかったけど、セブミさんはとにかくかっこいい。そのあとの立ったまま動けなくなっているシーンもかっこいい。微動だにしない。時がとまっているみたい。スタイルめちゃいい。
トーマ、
ばけもんみたいになっていくんだけど、ところどころ戸田恵梨香のかわいさがでていたのがよかった。
ひとりひとりは精神的にもろいんだけど、二人が支えあう?むしろけなしあいながら、精神や、正しい方向に進もうとしている、進まそうとすることができる。