あさ

キャンディのあさのレビュー・感想・評価

キャンディ(1968年製作の映画)
3.4
果てしなくヤク中が作った映画で草。『ゴーストワールド』、『ひなぎく』と並んで高校生からずっと観たかった映画の一つがこれなんだけど、ほんとに早くに観なくて良かった。いや観た方が良かったんか?とりあえずエヴァ・オーリンの可愛さとサイケで成り立っている。

初っ端から「Needジジイキッショ!!」て声に出るほどにキショい。なに?Needジジイって。男性はキャンディを恐ろしいほどにモノとしてしか見ておらず、キャンディは男性が思い描く、無知で若くて都合の良い女の子。皆が彼女を脱がせるたびに、痴漢される格好してる奴が悪い!って言われてる気分。永遠に終わらない悪夢〜!もっとハッピー可愛いえっちムービーだと思ったのに、割とマジキモ風刺パンチでコメディ部分は笑えるけど今は笑えない部分も多かった〜。いや、そういう作品だから言うだけで無駄ではあるの。あとリンゴ・スター、何故出た?

原作はアメリカでも発禁になっていた…。調べてたら、ポルノ雑誌の依頼でお金のために書かれた物語だったものの、しまいにはヴォルテールの『カンディード(Candide)』(1759)とすら比較されはじめるという、現実でも悪夢みたいなことが起こってて面白かった。真面目に見始めた私が言う?ではあるけども。クリスチャン・マルカンは基本俳優業なのに、何故これはメガホンを撮ったのかしらね。日活ロマンポルノでリメイクされてるぽい。気になりはするが間違いなく人生は短いので視聴の優先順位は低い。
あさ

あさ