とんかつ

エンディングノートのとんかつのレビュー・感想・評価

エンディングノート(2011年製作の映画)
4.0
自身の父の終活、カメラを回し続ける次女。
誰にでも必ず訪れる人生のエンディングであるから、他人事では無く、リアルだった。

準備は淡々と進んでいくものの、家族の行動言葉の全てに愛を感じる。
こんな風に愛されて死ねるなら、きっと幸せな人だっただろうと他人の私でさえ感じ取れるほど。


妻から死期迫る夫への初めて言う「愛してる」が印象的。

40年ほど夫婦でいて、なかなか愛を伝える機会もなく、喧嘩ばかりして過ごしてきたけれど、
「もっと優しくすればよかった」、「もっと一緒にいてやればよかった」という言葉が最後にお互い出てくるだけで、きっと愛は伝わりきったと思う。


あと、孫の長女が死について話してる場面も印象的だった。
おじいちゃんがもう少しで死んでしまうと、幼いなりに感じていて、死について考えていたんだろうな。
それを純粋な言葉で話してる姿に感動🥹
今はきっと私と同い歳くらいだ…元気かい。
とんかつ

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