ゴン吉

仮面ライダー対ショッカーのゴン吉のレビュー・感想・評価

仮面ライダー対ショッカー(1972年製作の映画)
4.0
テレビヒーロー特撮番組「仮面ライダー」のオリジナル劇場版第1弾。 

原作は石森章太郎のコミック。
佐々木剛、藤岡弘、千葉治郎、小林昭二、天本英世、伊豆肇、斎藤浩子らが共演。 

地球物理学研究所の大道寺博士(伊豆肇)が人工重力装置GXを発明した。悪の組織ショッカーは大道寺からGXの設計図を奪い、地球の地軸を狂わせることにより日本を水没させて世界制服を企む。しかしショッカーが入手した設計図には肝心なGXの方程式が記載されておらず、方程式を託された大道寺の娘の珠美(斎藤浩子)を誘拐する…

正義のヒーローである新旧のダブル仮面ライダーの活躍を描いたアクション特撮映画。
アクロバティックなアクションやバイクアクション、火薬と炎をふんだんに使った爆破シーンのオンパレードで、派手なアクションはハリウッド作品と比べても勝るとも劣らない。
カメラワークも素晴らしく、構図もよく練られており凝っている。
子供のころにTVシリーズを見た時は、あまり意識していなかったが、滝和也はFBIのメンバーでビックリ。
ヒューマンドラマは最小限で、仮面ライダーのアクションシーン中心で構成されており、テンポよくストーリーが展開してワクワクです。
さらに新登場の怪人ザンジオーに加えて、TVシリーズで過去に登場した死神博士の率いる39怪人も登場し、まさにお祭り騒ぎで楽しめる。
沢山の見どころを上手くストーリーに盛り込みながらも上映時間を僅か30分程度にまとめており、仮面ライダーのエッセンスが詰まった見ごたえのある作品です。

2023.6 TOKYO MX TVで鑑賞
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