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仮面ライダー対ショッカーのssr701のレビュー・感想・評価

仮面ライダー対ショッカー(1972年製作の映画)
3.0
何を見ても乗り切れないので
ショック療法が必要と感じました
なのでショッカーの映画を見てみます(強引&無関係)


博士の発明が悪に奪われそうになるけど
実は肝心の部分は他の場所に隠してあって
難を逃れる…
というのは月光仮面の時代からの伝統なのかな?
よっ!待ってました!みたいな
始まり方と感じます

それにしても死神博士の恐ろしさ!
こんなの映画館で観たら泣いてたかも…

石鹸の泡に包まれて体が消えてしまう…というのは
たしかV3でもありましたね
この手法はここから始まったのかな?
そしてどこまで続いたのでしょう?

怪人が何体も出てくるのも
劇場版ならではの楽しみですね
怪人どもの動きはモタモタとして
背面をとってるにもかかわらず待ってるので
結局はあっさり倒されてしまうのですけどね
3対1でも勝てないとかトホホです

一方そのころ博士の娘さんが
10歳の誕生パーティーの途中で
パンチラどころかパンモロ状態で
抱きかかえられて連れ去られます
そこへ1号ライダーが登場!
わざわざ遠い高いところからの登場です!
ライダーは幼女を奪還!
また抱えながら怪人と戦うので幼女は
再びパンモロ状態となってしまうのでした…
幼女からの「ライダー!」の一言で
恥ずかしがってると察したのか
幼女を一度解放して戦いに専念することにします
ライダーはレディーの気持ちがわかる紳士なのですネ!

しかし離れたことが仇となり
幼女が泡の中へと引き込まれていくことに!
慌てて引き上げて救助!
またまたパンモロ状態を拝ませてくれます
この監督…カンヌやベルリンで絶賛されてないのでしょうか?

2号ライダーも駆けつけて援護しますが
またしても隙を突かれて幼女は連れ去られて
泡の中へと引き込まれてしまうのでした
ちょっと無能警察っぽさもあるライダーですな…

その後ショッカーの一員に抱きかかえられて
またも幼女はパンモロ状態です!
胸が高鳴り…いやいや
胸が痛みます

このあと28体もの怪人に囲まれるという
大ピンチになるのですが
博士に化けてわざと人質になるという
奇想天外な方法で切り抜けるライダー!
そういう「変身」もできるのね…
さすがに28体もいれば
ライダーふたりに勝てただろうに
このあとどこへ行ったのか
出てきませんでした


ちなみに今作でも幼女が容赦なく爆破に巻き込まれていますが
この監督が特撮における爆破の創始者というか
これまでは怪人は泡になって死ぬという描写だったのに
爆死する手法に変えて話のテンポ感を上げたのだそうです

幼女はバイクで駆けつけた滝和也に預けて
パンモロ祭りもいよいよフィナーレか…
と思いきや最後に奇跡的に風が吹いて
パンチラサービスをお見舞いしてくれるのでした
神のちからが宿った作品のようです

このあと発明の秘密を隠していた
娘さんへの誕生日プレゼントのぬいぐるみを巡っての
争いとなります
これまた月光仮面にあった
ラグビーみたいな感じで奪い合いですが
ここは2号の単純な投げミス(笑)によって怪人の手に渡ります
見た目は中川家の礼二っぽいのに
ラグビーでミスはしないでほしいです

なんやかんやで(めんどい)
火の輪に囲まれるライダーたちでしたが
高く跳べる能力があるのであっさり脱出!
さあぬいぐるみラグビーの再開です!
月光仮面の時と違って危険物が入っているわけではないのですが
1号がぬいぐるみを蹴り飛ばしたのはいかがなものかと思いました

そして怪人をかっこよく撃破して
その後のエピローグなんぞ必要なし!
とエンディングテーマへとなだれ込むのでした
いさぎよくてすがすがしいなあ…
面白かったです!


気になったのは
「一文字!」と呼んだり
「隼人!」と呼んだり
一定しなかったことですかね
あと藤岡弘は口を閉じてるのに
「変身!」と言ってるのも不思議でした
それからフィルマークスのあらすじに
博士の娘さんの名前が「エミ」と書いてあるけど
実際は「タマミ」ちゃんでした


終わってみれば
娘さんがソープに沈められるシーンが
印象的だった作品なのでした
(言い回しがいやらしいぞ)
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