超級風水師

海がきこえるの超級風水師のレビュー・感想・評価

海がきこえる(1993年製作の映画)
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見た直後は登場人物達の気持ちが分からなすぎてハテナが大きかったけど、今になってジワジワきている…また見たい…

観客「もりさきくんりかこのこと好きだったの?!」と
もりさき「俺りかこのこと好きだな?!」(恋心自覚)
が、同じタイミングなのすごい。上手。だってもりさきくん、りかこが美人なこととか東京から来たこととか全然気にしてないし、理不尽なことされてちゃんとプリプリしてるし、殴られるし、殴るし、同じ部屋でりかこが酔っ払っても、そのまま寝ちゃっても、なんもドギマギしてないし、、、。でも2人でワチャワチャやってく中で好きになっちゃったんだね。。。そういうもんだよなあ。

あのぐらいの男子だったら、女子のこと少なからずエロで見てしまうだろうに、もりさきくんは全くその気がない。観客の、お?このシチュエーションは??という期待を裏切ってもりさきくんがかわすかわす。その「爽やかさ」が心地良すぎる。

大人になるってなんだろうなと思うけど、間違いなく彼らは未熟で、まだまだ世界は狭い。でもその狭い世界でしか起こり得ないドラマがある。。。

他の人の感想で見たけど、「感情が感情すぎてまだまだ扱いきれない厄介な感じ」←これよ