このレビューはネタバレを含みます
久々にドラマ版のを見た。
1990年に作られた長編ドラマなので、視覚効果や映像の表現は流石にちょっと古臭い。
それでも、町全体に漂う正体不明なIT(それ)の不気味さ、呪いみたいな何かの描かれ方は上手い。得体のしれない恐怖をとても上手に描くのはスティーブン・キングの原作あっての賜物だと思う。
キングの小説は70年代、80年代のアメリカを舞台にした作品が多くて、ノスタルジックさを感じさせる作品が多い。このドラマも大昔では無いけど少し懐かしい時代でそれがまた味があっていい。
ペニー・ワイズもリメイク版より人間味があってこっちの方が不気味。
リメイク版みたいに少年少女の友情と成長というよりかは、不気味さがメインかも。
ただ、このドラマは大人時代の話が主軸で、回想として子供時代の話が出てくるので、ストーリー全体の理解がちょっとしづらいかも。
3時間近くあるので、リメイク版では子供時代と大人になってからの話と2作の分けたのは正解だと思う。
長いので余裕がある時じゃないと中々見れない作品。