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デビル・インサイドのnosonokaのレビュー・感想・評価

デビル・インサイド(2012年製作の映画)
2.7
一昔前に起きた殺人事件の映像はかなりリアルな死体写真や現場の再現でゾッとした
前半はホラーシーンもなく淡々としており、やはりドキュメンタリー調であるがゆえかなり退屈するが二人の神父に出会ってから急に面白くなってくる
悪魔にとりつかれた人が予想もしないタイミングで顔つきが変わったり叫び出したり暴れたりする演出が物凄く怖くて、これぞモキュメンタリーの醍醐味だろう
痛々しい関節の動きや、目の前の人が瞬間移動する場面、自殺シーンなど、フィクションだから許される不自然なはずの映像が極めて現実味を帯びていてそれがさらに恐怖を掻き立てた
佳境に入りますます目が離せない展開でまさかの終り方、これは余りにも中途半端で完成品として出すべき内容じゃない
伏線張りっぱなしでもどういう形であれなにか“おわり”となるエンディングがなければ満足いかない、非常に勿体無い駄作となってしまった
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