ポスターの感じの通り、陰湿で官能的な映画だった。
中年男性と少女、年齢が離れている二人暮しの家族の奇妙な関係を描いている。二階堂ふみ好きにはたまらない感じ。
支配しているつもりがいつの間にか支配されている。男が地に堕ちていくのと同時に彼女はそれを嘲笑うかのようにするりと駆け抜けていく感じがしたたかでこわい。
全体的に赤色が強調されていたり、証明をやたら散らせていたのが印象的だった。
場面転換の際に一瞬フラッシュバックする演出が良かった。結構時系列がバラバラになったりする時があるので混乱するけど。