地震で両親を亡くした女の子が遠縁の親戚の男と暮らす話。
二階堂ふみ演じる花が綺麗であざとくて妖艶。
小学生から20代まで演じてるけど、そこはかとない背徳感が感じられる瞳と声、仕草。
淳吾はクズだけど優しくて、色気のある男。花と家族になりたかったけど、家族ではないなんとも言えない愛情を持ってしまった。花のためを想って衝動的に罪を犯してしまうシーンに特に表れてると思った。
原作は未読だけど、やはり断片的なシーンが多いので登場人物の正体が分かりにくいのが残念だった。原作だともっと細かく描写されていてるんだろうな。
花は成長するにつれて徐々に自立していくけど、淳吾だけはずっと花への気持ちが変わらないところが最後の食事での花の言葉に表れてた。花は全て分かった上で淳吾に接してるので罪深いなと思った。これでは淳吾は花から離れられないよね。