北欧王

ブランデッドの北欧王のネタバレレビュー・内容・結末

ブランデッド(2012年製作の映画)
1.8

このレビューはネタバレを含みます

結構がっつり思想啓発系映画
エンタメ重視ではない

前半と後半で物語の色合いが違う

ジャンル展開でいうと
サスペンス>ホラー>ファンタジーホラー
の形か。。。ロシアって中国みたいに検閲かかってんのかな?そうにしか見えない。

映画としては面白いか微妙だが
ロシア制作として見ると
いろいろ考えてしまう

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タイトルは
「ブランドを殺す」
「ブランドは死んだ」
「ブランドによって死ぬ」
みたいな意味合いが掛かってる

序盤はぬったりとした進行に見えるが
映画として強調されていないだけで
割とひどい事実が進行している

ひっそり死人が出てるし、それもおそらく殺人なのだが劇中ではフューチャーされない。
それがロシアの”普通”なのか登場人物は反応を見せないが 日本的な目で見ると異様でしかない。
表面上は問題なく見せていても実際は惨劇が繰り返されてる今のロシア体制とかぶって皮肉に感じる。いつだってあの国は”なかったこと”にしたがる。

途中の覚醒シーンは普通にホラー。
「ブランドによって人の行動がコントロールされる」は確かにそう。
ラストの「新しい世界の始まりです」がどちらの意味なのか、受け取る側に任せてる。
主人公は世界の広告をなくし平安を手に入れたが
昏睡状態から目覚めたら町が衰退していた女性は何を思うのか?
北欧王

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