おそらく、「あるある〜」とか「超うぜぇ〜」とか「気持ち悪りぃ〜」とかを楽しむ映画なんでしょうが、私にとっては遥かに異次元の事で、これが同じ国に住む同じ民族の日常とは到底思えず、彼氏・彼女のイントネーションの語尾が上がる人種のこの騒がしさは一体なんなんだと、かなり苦行めいた２時間あまりを過ごしましたが、確かに男と女の「かわいい」の基準はどうしてあぁまで違うのかと、誰か文化人類学的に解明して欲しいところで、それ以上に問題なのは、自分をブスだって認識してないユウコ以外の三人みたいなブスが本当に多いって事で、そんな奴らが厚化粧と付けまつげで醜さを覆い隠してデカイ面してるわけで、なんにせよ世の中の下半身中心で物事を考えてる人たちってのは、それはそれで大変な毎日を過ごしているんだろうなと、ちょっと哀れな気持ちになりました、はい。
好きかって聞かれたら素直に嫌いだけど、テンポもよくて『愛の渦』よりこっちの方が面白かったです。カメラマン見切れてたけどご愛嬌。
