〈51分〉という短さだけに惹かれ、前情報なしに数合わせレンタル。
ダンス一筋の女子高生は心ここにあらず、すでに東京。そんな折、男性教師からダンスを褒められたことから彼女の田舎が動き出す…
冒頭から続くとげとげしい独り語りスタイルは、慣れるまである程度時間を要する。それでも「ダンスで一番大事なのは重心」が口癖のダンス経験者OGが登場してから俄然面白くなる。これ、部活経験者のほとんどの人が親近感わく存在のはず。個人的には野球部で「バッティングは腰」とうるさかったOBの姿とダブる。
「あなただけが、私の田舎でした」
最初はダサいと思ったジャケットのこのキャッチコピーも、映画見終わってからみるともの凄くセンスあるように思える不思議。
全く知らなかった"おとぎ話"というロックバンドのライブ映像といっしょに綴られる演出は幻想的で、高揚感あるラストまで駆け抜ける。ただ、この映画にハマったかと聞かれたらクエスチョンマーク。というわけで、スコアは置きにいく3.5点。
画面の隅に絶妙に美人じゃない子がいたりするのには好感持ちましたが(^^;
