1回見てみて。って言いたくなる映画！！
じわじわこみ上げてくるものがある。
新しいタイプの映画だという予感はしていたが、
なんというか、、長い詩の朗読とMVを同時に見たような感覚だった。
それぐらい、主人公の少女は言葉を発していたし、音楽に溢れていた。
物語の要素を並べると、
田舎の女子高生、年上の男性への初恋、卒業、上京、制服、ポニーテール、ライブ、屋上、、
甘酸っぱい青春ラブストーリー感が溢れている。
たしかにラブストーリーではあるんだけど、描かれ方というか作品の作られ方が斬新で、新しいものを見た感覚だった。
好きな人に対する、
「後にも先にもこんな女いないって思われたい」
みたいな熱くて重い感情って、私も抱いたことある。
そういう、恋する女性ならではのエネルギー（少女ならではなのか）が
しほの口調に乗せられる、文学的且つ刺激的なセリフ、そしてダンスによって表現されていて、
“共感できる感情”がしっかりありながら、新しい。すごく芸術的。
山戸監督とおとぎ話・有馬さんの対談を読んだら、
「私にとっておとぎ話の歌は、聴くだけで享受するんじゃなくて、物語の中で接続する形でしかありえない存在でした。」
って書いてあって、なるほどな、と妙に納得。
長くなりそうなのでこの辺で、、、
山戸監督、歳1つしか変わらないのにすごいな～。
