餅太郎

エリジウムの餅太郎のレビュー・感想・評価

エリジウム(2013年製作の映画)
3.2
マット・デイモンが大好きな私が(あなたが)、またまた役と本人を混同して惚れ直してしまう為の作品。ガチガチに引き締まったボディーと、いつもの憂いの表情と、ちょっとヤンチャでちょっと情け無くて、やたらと甘くセクシーで、そして今回はエラい強い。強過ぎる。

ディストピア系SF風の戦闘シーン多目の作品で、ゲーム好きなら面白いシーンが少しあるけれど、 超苦手なガタガタ激しく揺れるカメラワークに酔いそうです。主演クラスが有名で綺麗だからすっかり見落としがちだけど、部分的にかなりグロいので注意。子供には見せたく無い。

環境破壊が止まらない地球の未来は、映画の中の荒廃したこんな世界観とそう違わない気がしてきた。そんな未来でも根底にあるのは格差社会。「お金」があればなんでも自由に手に入る。平等なんて何処にも無いのかもなぁ....。(映画の内容とは違いますが)

マット・デイモンでなければ見ていられないかも。ジョディ・フォスターやウィリアム・フィクナーまで出てるのにサラサラしていて捻りがない。全く奥行きがないのが残念。それから主人公の子役を演じた少年が笑うと、マットに顔そっくりで驚く(リバー・フェニックスも思い出しました)。現在の姿を検索しなければ良かったと後悔。フレイの娘マチルダを演じたエマ・トレンブレイは『ワンダー・君は太陽』の演技が良かったですね。相棒フリオ役(タレ目の甘い男前俳優)ディエゴ・ルナは『フラットライナーズ(心電図)』が印象的。

と、長く書きましたが、まぁこの作品はマットのファン以外にはあまりオススメできません。
餅太郎

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