レビューを見てると評価低そうだけど、そんな悪い映画かな？？？
個人的には、ここ最近見た映画の中でも特に面白かった部類に入るんだけども。
マット・デイモン主演のSF映画だから、当然のように映像は綺麗だった。
格差社会は現代を風刺していて、考えさせられる。
確かに、目新しさはあまりなかった。ストーリーも予想できるものと言えば、予想できるストーリー。ベタと言えばベタな物語だからか、特に引っ掛かることもなく見ていられるし、映画の世界に浸かれる。
付け加え、自分の語彙力が足りないせいで、うまく言葉に出来ない魅力がある。
似てるわけじゃないけど、トム・クルーズの「オブリビオン」と同じように、不思議と惹き付けられる。
主人公の育った場所の、シスターの言葉が何だか胸にしみた。
「こちらから見ると、とても綺麗よね。だけどあちらから見ても(地球は)こんなに綺麗なのよ」
人は誰しも手元の幸せには気付きにくい。遠くに見えるものに憧れを抱くけれど、相手も同じようにこちらに憧れを持っていることもある。
そんなことを考えさせられた。映画ではエリジウムの人が地球に憧れてるとは思えないから、映画の趣旨とは違うかもしれないけれど、あのシスターの言葉はとても良い言葉だと思う。
