1976年F1で熾烈に争った2人の天才、ニキ・ラウダとジェームズ・ハントをレースシーンは抑えめにして、F3から争っていた2人を対比してドラマティックに描いたF1物語。
F1や車に興味なくても十分に楽しめると思いました。
当時のレースは非常に危険であった事がわかりますね。ニキ・ラウダが事故で炎に包まれたニュルブルクリンク北コースは、一周23kmもあって、7分以上かかったらしい。しかも普通の峠道のように路面が凸凹していて、エスケープゾーンがまったくない。そこを極限の速度で走るのだから、そりゃ危ないわな。
そして、1976年富士スピードウェイでF1最終戦を行い、雨の決勝でラウダとハントの決着が着くのであった…
因みに、翌1977年も富士スピードウェイでF1が開催され、宙を舞ったマシンがスタンドの立入禁止区域に飛び込んで死亡事故になるという悲惨な事故が起きている。
