ドキュメンタリーのような作品。
人に優しくする反面、裏で何かに強く当たってしまうような主人公が
まるで自分を見ているようで、グッと締め付けられた。
先生としての自分、親に対しての自分、居候させているエリカに対しての自分。
それぞれの立場に、色々な思いを巡らせ、それぞれの態度をとる主人公。
人の揺れ動く感情を見事に描き出しており、物語が紡ぐ展開もどこか現実のような感覚を覚えた。
マイナーな作品なのかレンタル店に全くなく、遠出してやっとDVDを見つけて見たが、その苦労の甲斐があった作品ではあった。
また、見たいと思える作品でした。