デタッチメント 優しい無関心の作品情報・感想・評価

「デタッチメント 優しい無関心」に投稿された感想・評価

傷つけない
支配しない
愛さない

それでも生徒と向き合わなきゃならない。

それって矛盾してませんか?

本当に無関心が愛なら、教師にどうやって生徒を守れと言うのだろうか、、、
HAG

HAGの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

人を救おうとすることの難しさ。

救いなんてどこにもない。

それに気づくまでの過程、
醜悪に囚われ、
脚光に心を奪われ、
心がジェットコースターみたいに揺さぶられる彼らを檻に閉じ込めたら
そりゃ救われない、救いなどないと

答えを出してしまう子が出るのは当然。

哀しい仕組みを描いた作品。
kai

kaiの感想・評価

4.2
アメリカの教育現場において、教師たちが苦悩・葛藤を抱え、時にはキレたりしながらも頑張ろうとしている姿が伝わってくる。

バスの中で出会った主人公と少女が出会いによって少しずつ変わって行く過程が良かった。
フラッシュバック映像の効果に疑問符だった。

映画中盤の主人公の授業が心にグッと来た。
 ”常にイメージが与えられたら、思考力は働かない” 
 ”二重思考=二つの矛盾する事柄をどちらも間違っていると知りながら、嘘を信じること” ジョージ・オーウェル「1984年」の話から自らの思考力を高める話
”自ら考える事が自らを守る”…等々の話をエイドリアン・ブロディのような先生がしたら、私もきっと恋してしまうだろう。
レネーフェリススミス見たさに買った。ちょっとしか出てこなかった。笑
内容良かった気がする。
あみこ

あみこの感想・評価

4.5

人とか関わるのってしんどい
先生にはなりたくないなと思いました
学校という場での
教師と生徒の関わりにとどまらず
親子関係 夫婦関係
職場の人間関係 友人関係
人と人が波風立てずに
うまくやっていく為に必要なことは……

相手を
非難しないこと
深入りしないこと
知ろうとしないこと
聞き流すこと
適当に慰めの言葉をかけること
適当に優しくあること
イコール
それらは結局のところ
『無関心』であるということ

そして
それって本当の愛じゃないし
本当の優しさじゃないよね😭

ヘンリーがその事に気付くことで
ヘンリー自身が救われていく様子が
観ている こちらにとっても救いだった

エイドリアン・ブロディの
あの 佇まいと表情が有ってこそ
良作と成り得た映画だと思う

それにしても
突然ブチ切れる ルーシー・リュー こそ
本当の 人間だ!
と思う 私は
…………
「金八先生」世代ならではの
暑苦しさなのだろうか😅✋️


*12/16 DVD鑑賞
totoruru

totoruruの感想・評価

4.2
荒廃した教育現場の実情を浮き彫りにした社会派ドラマ。
 
監督は、『アメリカン・ヒストリーX』のトニー・ケイ。
 
主演は『戦場のピアニスト』のエイドリアン・ブロディ。
 
その他に『ネオン・デーもン』『ダーク・プレイス』などに出演しているクリスティーナ・ヘンドリックス、『チャーリーズ・エンジェル』のルーシー・リューなど。
 
 
物語はエイドリアン・ブロディ演じる臨時教師ヘンリーの視点で描かれていく。
 
 
荒廃した学校。
 
問題や悩みを抱える子供たち。
 
そして無責任な親…。
 
 
悩みを抱えるのは当然ごとく生徒だけではない。
 
教師もまた悩み苦しみ、時には精神を蝕まれていくのである。
 
 
 
日本でも問題になっている学校崩壊。
 
荒廃した学校が舞台だが、日本のドラマのような暑苦しい熱血教師的な展開ではなく、静かに淡々と映像と言葉を投げ掛けてくる。
 
“淡々と”と書いたが派手な演出がないという意味で、一つひとつの映像や言葉は非常に力強く引き込まれるものであった。
 
 
また物語はヘンリーのインタビューを挟みながら展開していくため、内容も相まってドキュメンタリーを観ているような生々しさがある。
 
 
教育には熱心だが生徒と深く関わらず、他の親たちと同じように無関心で過ごしてきたヘンリー。
 
だが街で売春をして生活する少女エリカと偶然知り合ったことで、人との関わりに変化が起きていく。
 
“Detachment”から“Attachment”に変わっていくヘンリー。
 
物語のラストにして、ヘンリーはやっとスタート地点に立てたのかなという感じがした。
 
 
アップを多用したカット、黒板を使用したアニメーション、赤の使い方など映像も非常に印象的。
 
 
出演者たちの演技もみな素晴らしいが、やはりエイドリアン・ブロディの演技が秀逸で、物陰に引き込まれる見事な演技であった。
 
 
エンディングのヘンリーが朗読するポーの『アッシャー家の崩壊』もとても印象的。
 
内容的に重苦しいところもあるが、作品としては非常に素晴らしい良作だと思う。
 
 
 
おまけ
 
 
売春少女役のサミ・ゲイルちゃんが、ちょ~カワイイですヾ(o≧∀≦o)ノ゙
 
最初の登場シーンは、なんやこの”ビッ○”って思ったけど…
 
ヘンリーと出会ってからは”○ッチ”から普通の容姿になったら別人ですΣ(Д゚;/)/
 
ショートカットに大きな瞳のすごくカワイイ子でビックリでした😆
 
 
ヘンリーとエリカの二人で買い物に行くシーンがほっこりします😊
お藤

お藤の感想・評価

-
ブチ切れルーシー・リューの気持ちがわかりすぎてスライサーで心臓千切りにされた。
自分だけがつらいんじゃなくて、みんな別々の立場からそれぞれのつらさがある訳で。
他人と関わらなければ平和かもしれないけど、それって生きる意味あるかな?関わったら関わったで、苦しいこともあるんだけどね。ヘンリーの中途半端な優しさがエリカを悲しませることになったり。病院から至急連絡くださいって言われる時は大体検査結果が良くない時だけど、最後はそれすらも受け入れて会いに行くのが良いじゃないですか。
生きるってケェイオス(CHAOS)だよな〜と再確認しつつ。しばらく脳みそに残りそうなとっても良い映画でした。もし自分がこの先親になることがあったとしたら、きっとこの映画思い出しちゃうな。
pmydawn

pmydawnの感想・評価

3.7
終始苦しくて、涙がでた。
タイトルからてっきり、超ドライな教師が荒れてる教室を更生さす話かと思ってたのに。

荒れた教室はそうだけど、闇を抱えた教師が、傷ついた若者に中途半端に優しくして傷を深める。
それはインタビューらしきカットを挟みながら、現場のドキュメンタリー風に紡がれて、終始生々しく。
教師と子ども、親。負の感情の連続。
悪意ではなく、もどかしさ故の憤慨。怒り。その連続。連続。
そんな映画。
だけど、目をそらしてはいけないと思う。
最後の彼は、ひとつ乗り越えたのか。
最悪と向き合うことで、闇をひとつ。乗り越えられたのか。

わたしは免許を取ったのにあえて教師を目指さなかったからか、或いは尊敬できる恩師が居なかったからなのか。
教師なんて、人の気持ちに全然気づけない残念な鈍感か、支配欲の高い自己中心型でないとやってけないと思ってしまって、複雑。
大変な仕事だから、傲慢でないと務まらないと思ってしまう。
大変で凄いのに、人として全く愛せなくて、ひどい矛盾。
彼は完全にドライでいれないなら、教師なんてすべきじゃない、と思う、な。

考えることがたくさんある。
ただの娯楽ハッピーエンドではない。
返却する前にもう一度見る。
軽い気持ちで見てしまって後悔。
もっと深く読み取れる部分があったはず。
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