デタッチメント 優しい無関心の作品情報・感想・評価

「デタッチメント 優しい無関心」に投稿された感想・評価

がく

がくの感想・評価

5.0
トニー・ケイの作品を観ていると、画面の中で起こっていることが人ごとと思えなくなる。


こんな傑作を魅せられたら、満点を付けざるを得ない…。素晴らしすぎる…。

僕の大好きな『アメリカンヒストリーX』のトニー・ケイ監督の作品。もっと映画撮ってよ!!最高だよ!!

学校を舞台とした作品で、主に教師にスポットライトを当てている。『いまを生きる』が陽の名作だとしたら、この作品は陰の名作だ。

エイドリアン・ブロディ、彼のすごさを目の当たりにした。『アメリカン〜』のエドワード・ノートンといい、トニー・ケイ監督はキャラの作り方がうまい。とっても愛着がわく。

ストーリーは生々しい教育を中心とした社会問題を描いている。よくある作品のようにうまくは行かない。問題を作り出す要因は複雑に絡んでいる。

映画的な美しさもあって、リアリティがありながら芸術的な作品。
Uknow

Uknowの感想・評価

4.0
肥溜めのような不良生徒の受け皿となっている学校に臨時教師として赴任した教師
優しさは物によっては人も殺せる

・🐈🔨😣

バス
ノートの詩

授業を受けたくないならくるな
バースだ
Sは発音しない

空っぽのカバンに感情はない
脅しも私には効かない

強さは無用だよ

急所を心得てるよね
Fe

Feの感想・評価

4.0
こんなに言葉の1つ1つを噛み締めて映画を観たのは久しぶり
うまく言えないけど、すごく深くて苦しくて悲しくて色々な意味が篭った映画で、どうしてかは説明できないけど涙が出てしまうような、ドンッ!って胸の辺りをどつかれて、そのことを誰も気がついてくれなくて、誰にも助けてもらえなかったような後味

雨の日に観るのがおススメ笑、より入り込める気がする笑

I'm a non-person
You shouldn’t be here
I’m not here.
You may see me


エイドリアンの演技がまたいい
黒板の絵の描写が好き
チャロ

チャロの感想・評価

3.2
終始暗い。。

みんな、なにかを抱えてるって何度もセリフにでてくるけども、、
うーん。この環境に飛び込もうと思えばそりゃあこうなるよなぁ(´°ω°`)と。

もっと楽しく生きる方法考えよ!って言いたくなった☆笑
閉ざした心の領域に踏み込まれる事を恐れる教師と
悲し気な少女と生徒
どこか自分と相通じるものを持つがゆえ
守ってきた壁が崩れ落ちそうになる瞬間に切なくなる。
でも内に秘めた溢れ出るような優しさも感じられる映画だった。
mimimi

mimimiの感想・評価

3.9
社会について考えさせられると共に主人公の成長も実感できる作品、素敵
藍沢悟

藍沢悟の感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

誰かの救いになろうと思って手を差し伸べれば、自分が無力であることを思い知る。
こんなちっぽけな身体で、何ができるのか?
底が見えた先に、自分がやれること、自分だけがやれる何かがきっと見えるはずだ。

ヘンリーは臨時教員であるが、自分の無力さに気づいている。
そんな中で、やれるべきことをやろうとした。
それでも、駄目だった。
ヘンリーが初めて自分の引いた線を飛び越えた時、教師としての自分の無力さを改めて知る。
でも、彼は無力さを知ったと同時に人間としての生きる歓びに気づき、これからの教師としての自分を見つめ直す。
この映画の構成がドキュメンタリーっぽいのもそのせいなのかも。
絶望の物語ではなかったように思ったな。
彼はあそこから始まる。
これは彼の教師としての戦いの始まりであり、彼の新しい人生の始まりだ。

ヘンリーが行ったことは、きっと誰かの救いにはなったはずだ。
教室にいたあの子も、あの子も、そしてエリカも、ヘンリーの差し伸べた手に、優しさに救われたはずだ。
そういう垣間見える希望がとても良かったと思う。

教師という仕事の限界点と、人間の抱える闇と、垣間見える希望が上手く混ざっていて、私は好きだった。
エイドリアン・ブロディがこの役をやってくれて良かった。
彼はどこまでも完璧であった。
しんどいけど、また観たいな。
私が観たかったブロディがそこに居た。
Acne

Acneの感想・評価

3.9
ドキュメンタリーのような作品。

人に優しくする反面、裏で何かに強く当たってしまうような主人公が
まるで自分を見ているようで、グッと締め付けられた。

先生としての自分、親に対しての自分、居候させているエリカに対しての自分。
それぞれの立場に、色々な思いを巡らせ、それぞれの態度をとる主人公。

人の揺れ動く感情を見事に描き出しており、物語が紡ぐ展開もどこか現実のような感覚を覚えた。
マイナーな作品なのかレンタル店に全くなく、遠出してやっとDVDを見つけて見たが、その苦労の甲斐があった作品ではあった。

また、見たいと思える作品でした。
Cecilia

Ceciliaの感想・評価

4.5
負の感情をここまでセンセーショナルに、美しく、そしてどす黒く描ける監督の才能に感無量です。
反抗する生徒、モンスターペアレント、精神崩壊寸前の先生達の極端な日常を見て、人間は所詮自分を護り、自分中心でしか生きていけない生き物なんだと感じました。自分のことで精一杯で他人に構っている暇はない、と。でもそうしているうちにどんどん自分を見失っていき、気づいた時には虚無感しか残っていなくて。その寂しさや苛立ちを爆発させられる子供と、体裁上それができない大人の対比もリアルでした。この作品は、何事にも極力干渉しない術を刷り込まれてしまった現代人の歪な心の叫びのように感じました。
【一方通行】


『愛情は常に一方通行』であり、
『双方心を通わせている一組の形』を見る度、
素敵なことでも"嫉妬"しかなく。


『無作為にばら撒かれている愛情』も、
『自分だけの物だと信じたい』けれど、
それが"信じ難い"ものであると実は気付いており、
人は誰しも"傷"付いています。


【九死に一生】


"九つの死"は、
『愛に応えなかった者の責任か?』
【それは違うと思います。】


"十ある生命"の内、
人はどう足掻いても、
"一つの生"しか選べません。


"二つ"与えていると思っていても、
それは『一つを半分にして分け与えているだけ』かも。
【しかし間違いではないかもしれません。】


『一つの生で餡を包みこんでも良し。』
『一つの生をピザのように切り分けて与えるも良し。』


『生は一つだからこそ尊い』ものであり、
"自ら"生を食すのは、
『生の使い途を決めてからでも遅くはない』かもしれません。
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