レスター

ローマの教室で 我らの佳き日々のレスターのレビュー・感想・評価

4.0
臨時教師、ベテラン教師、校長が織りなす教師物語。
一見、金八先生のようにも見えるが、教師の役割と孤独が
テーマだと思う。
詩を織り交ぜての授業、特に終盤のベテラン教師の授業が
良かった。

前の邦題は「赤鉛筆、青鉛筆」らしい。
「青」は青春、つまり生徒達で、赤鉛筆は教師達を指しているのだろうか。
人生の序盤の生徒、社会前半の臨時教師、中盤の校長、
終盤のベテラン教師というそれぞれ良い役割をしてた。

気になったのはイタリアの公立高校はあんな感じなのだろうか。
学校に予算がないようだし、
生徒も家庭環境に問題がある生徒ばかりだった。
優等生アダムは若い頃のダスティンホフマンに似てた。

あと「HENTAI」は万国共通語だとしても、
「カウボーイビーバップ」や「らんま1/2」が出てきたのには驚いた。
日本の漫画ってすごいんだなと。