ローマの教室で 我らの佳き日々の作品情報・感想・評価

ローマの教室で 我らの佳き日々2012年製作の映画)

IL ROSSO E IL BLU

上映日:2014年08月23日

製作国:

上映時間:101分

3.3

あらすじ

「教師は学校内の教育だけすればいい」を信条とする冷静な女性校⻑ジュリアーナ。「生徒にやる気を起こ させる!」という使命感に燃える熱血漢の国語補助教員ジョヴァンニ。教育への情熱を失い、「生徒はみん な頭が空っぽ」と嘆く皮

「ローマの教室で 我らの佳き日々」に投稿された感想・評価

vinotinto

vinotintoの感想・評価

3.3
3人の教師の視点で入れ替わるオムニバス形式。リッカルド・スカマルチョがいい役してました。
emily

emilyの感想・評価

3.5
ローマの公立高校の校長は親に見捨てられた生徒に手を焼いており、臨時の国語教師は生徒たちの意欲を引き出そうと熱心に指導する。またベテランの美術教師は熱意を喪失しており、空虚な日々を過ごしているが、元教え子に再会することで自体は一変する。

3人の教師のそれぞれの目線で描き、生徒たちの目線も加わる。冒頭はベテラン教師の喪失感あらわなナレーションとともに規律と芸術の境界線を描いていく。それはそのまま本作の教師と生徒の距離感というものに繋がっていくのだ。限られた空間の中で、それぞれの生徒との関わりの中で引いてた境界線が徐々に崩壊され、気がついたら生徒たちに翻弄され、第一感に信じたものを失ってしまう。

ベテラン教師と臨時教師が対照的に描かれている。しかしそれは美術教師もかつては燃やしていた熱意であり、それを諦めることで生徒たちとの距離感のバランスを保ってきたのだ。決して今の状況に満足しているわけではない。変えようと努力することで保たれてるものが壊れてしまう場合もあるのだ。

芸術や知性は閉鎖的な価値観の中で獲得することは難しい。自由な発想、自由な感性を伸ばすことが個人を生かすためであろうと、学校教育の中では規則の中で縛り付けることが調和をもたらす近道だったりするのだろう。教師たちの繊細な葛藤に子供達の青春物語が青色の色彩にのせられ見事に交差していく。

生徒に翻弄され感情があらわになっていく教師たち。彼らもまたそれぞれに個性があり生徒たちとなんら変わりがないことを思い知る。教え学ぶ中で大人たちも成長していく。教え教わる立場は絶対的ではなく、共に学び共に成長していくのがすばらしい
tieasy

tieasyの感想・評価

3.0
学校の教育方針はひとつだけど、先生の考え方は様々ある。
教師になったばかりの頃の信念が経験によって変化する。
立場によっても。
3人の視点でひとつのものを見るストーリーではなく、オムニバスに近い作品。
それぞれが直面する出来事でどう変わるのか、それとも変わらないのか。

“婉曲的” えんきょくてき
はっきりと言わず表現などが遠まわしであるさま。
- 日本語表現辞典 Weblio辞書より。

難しいけど観終わった後に、なんか余韻が残る。
味わいある欧州映画で、三者三様の物語は時に苦く、時にくすりと笑わせる。確かにイタリアの教育現場を題材にしているが、教師であったり、教師を目指す人にはぜひ見てほしい作品。
slow

slowの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ジュリアーナは自分の決め事を破ることで、愛に触れた。
フィオリートは偶然身投げを思い止まったことで、情熱を取り戻す機会を得た。
ジョヴァンニもいつか2人のように、他者との関わり合いを避けようとする時が来るのかもしれない。
その時、彼にきっかけを与える人が現れてくれることを願っている。

何も起こらないわけではなく、起こっているが常に理想と現実のバランスを保っている。そんな映画だった。良作。
love1109

love1109の感想・評価

3.8
現実の中で起こる問題のほとんどは解決されることがない。解決されることはないけれど、人と人が交わり合い、やがて、時間が積み重なって、それが人生の豊かさとなっていく。教師と生徒。年齢や立場が違っても、同じように脆さや弱さをもった人間同士なんだ、という当たり前のことを気づかせてくれる、しみじみと良い映画だった。
黒主任

黒主任の感想・評価

3.3
多感な時期を過ごす生徒達と、彼らを教える先生達それぞれの心境の変化を画いていて、これといって何か起こるわけでもないのだが不思議と目が離せない。それぞれに魅力があって、特に女校長と少年との交流がお気に入り。
さゆき

さゆきの感想・評価

3.2
ローマの学校が舞台の群像劇。
原作がエッセイなだけあって大きな展開はないものの、登場人物の感情の揺れがリアルに描かれている。

婉曲的な表現が多くてちょっと退屈だった(勉強不足ですすみません)。

老教師のお茶目っぷりがかわいかった。
アダムの恋人はとっても美人ってわけじゃないのになぜか美しく感じた。
eri

eriの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

教師に観てほしい映画。

情熱だけでは、生徒の心を動かすことはできないしただのエゴになりかねない。自分で勝手に盛り上がって、母親を亡くしたという女生徒に感情移入するも、嘘をつかれたとまたも勝手に勘違いして怒って見放す。しかし母親を亡くしたというのは本当だったという可笑しさ。

逆に生徒に全く興味がない、対照的な冷めたおじいちゃん先生は卒業した教え子に知らぬ間に影響を与えていた。教師としての存在の無意味さに自殺も考えていた彼が、そのことに自分でもビックリしているところが面白い。感情的に、生徒のためにと熱くならずとも、自分の核となる教養や信じるものを持っていることが結果的に相手を動かすんだと感じさせられる。

おじいちゃん先生がいい味出してる。
「教師が変われば生徒も変わる。」

ですね(¨)!

ローマの公立高校を舞台に三人の教師(女校長・熱血臨時教員・投げやり老教師)が、さまざまな問題を抱えた生徒たちと向き合い、共に成長していく様子を描いた群像劇。

といっても大きな展開はなく、
静かーな映画です。ようやく教師と生徒、距離が縮まったかな?というところで映画は終わるし、いかんせん詩的な言葉が多く気抜いてたら落ちちゃいますた。。(-ω -)zzzz
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