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謝罪の王様のERIのレビュー・感想・評価

謝罪の王様(2013年製作の映画)
3.0
再鑑賞。紅茶の美味しい東京謝罪センター。豪華キャストがきっと宮藤官九郎脚本、水田組、そして阿部サダヲ主演だから集まって来たんじゃないかというぐらい新境地を。

物語は謝罪を突き詰めていてかなりくだらないのだけど、役者のフラ切り方が半端なくて笑える。井上真央ちゃんのツインテールのレオタードとか(しかもピンク!)、尾野真千子さん、竹野内豊さん、松雪泰子さん、高橋克己さん、荒川良々さん、みんな濃い!

そこに広瀬すず⁈と、マンタン王国の王様が野間口さん。通訳に濱田岳さん。

20秒の謝罪時間の根拠。数えちゃダメ、絶対ダメ。水田倒しちゃうし、水倒しちゃうし。このくだらなさ、だんだん癖になってくるから不思議だ。おもろい。

そして以外と深い。テーマは、謝るっていうことを題材にして、それを巡る議論や想いを客観的に描写している。

国境を越えると文化や風習からお詫びの価値観もちがったり、どうして謝ることにこだわっているのか。慰謝料とか示談とかじゃなくて、本当に謝って欲しいだけの人がいるんじゃないかという原体験。
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