HARUSUI

謝罪の王様のHARUSUIのネタバレレビュー・内容・結末

謝罪の王様(2013年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

地上波放送を録画してゆっくり拝見致しました。
宮藤官九郎映画が好きなわけではありません。阿部サダヲさんの演技が好きなので観ることにしました。

この監督の作風は、どうも苦手です。ギャグの連発。それが面白くない。
謝罪にかける情熱と熱意の着目は斬新ですが、一つの謝罪エピソードがくどいです。
登場人物のつながりや、時間軸の種明かしは面白かったです。
最後のエピソードが酷い。架空の国へ日本国家あげての謝罪。
誰が聞いても、ワキゲボーボージユウノメガミって脇毛ボウボウ、自由の女神です。
これに何時間割いたのでしょう。
自国では通常OKが他国にとってはタブーってありますよね。それは、改めて、なるほど〜と考えることができました。
そして、主人公の譲が謝罪の極意を会社にしてしまう理由が、ショボい。
ラーメンの湯切りね。ただし、ラーメンの湯切りのお湯が飛んで、熱っ!となっても謝罪は要求しないというか。したとしても、あんなにお偉方が来て謝罪をするとなったら、飛ばした本人が謝罪に来ない理由を悟りましょうよ。

邦画がつまらない理由を考えさせられる映画でした。

阿部サダヲさんはもちろん、竹野内豊さんと尾野真千子さんの演技素晴らしかったです。
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