八

それでも、愛してるの八のレビュー・感想・評価

それでも、愛してる(2009年製作の映画)
4.5
双極性障害のお手本みたいな映画だった。
なかなか語られないし題材にしにくいけど、精神疾患のある親をもつ子供が抱く「自分もこうなるかもしれない」という恐怖が描かれていた。「病んだ人にかけられがちな、全て解決するという言葉はウソだけれど、でも周りを愛し愛されながら生きていくしかない」という結末は物足りないと感じた人もいたようだけど、わたしは誠実なつくりの映画だと思った。妻がジェットコースターの設計者って聞いて「これは(笑)最後に(笑)家族で乗るやつやろ(笑)躁鬱と人生の隠喩来ますわ(笑)」と思ったらほんとに乗ってた。
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