16歳の強姦した挙句に殺して娘の父親に殺害された兄貴のために（劣等感や様々な要因から兄貴ビリーや母親クリスタルに心を開かず、父親に至っては殺害してアメリカからタイに逃げてきた）ジュリアンが母親に強制されて乗り気じゃない復讐をするという至ってシンプルなストーリー。これでもかというぐらいの暴力の応酬。 物凄く面白くなりそうな題材なんだけどとにかくよくわからない。 最後までジュリアンが何を考えているのかが理解できなかった。 母親に支配されて近親相姦されていたりだとか、愛人マイのオナニーを見るプレイだとか歪んで育ってしまったことはよくわかるのだけど…。 復讐の標的である元警官のチャンや母親のクリスタルの行動の方がわかりやすかった。 何を思って殺された母親の腹に刀を刺したんだろう？ そんな不思議な映画だけど音楽とスタイリッシュの映像はかっこいい。 レフン監督自身は色盲らしいからスタッフが頑張ったんでしょう。
