肉ちゃん

さらば箱舟の肉ちゃんのレビュー・感想・評価

さらば箱舟(1982年製作の映画)
4.0
小さな村の話。半ばくらいまではね。
いとこ同士で交わると犬の顔をした子供が生まれるって風習がある設定です。
ハプスブルク家がたしか近親相姦で有名だったんですよね。
ラブシーンがやたら濃厚です。
ですが女が鉄の貞操帯をつけていてやれないという始末です。
村の風習と文明の発展。そんな相反するような事柄が時の流れを通して描かれています。
村に時計が1つしかないってのはそーゆーことなんだろうかね。
村には冥土に繋がる穴がある。それが絡んでくる頃にこの映画は不気味な見所のあるものになってきます。
今の綺麗な映画とは違い何かと粗い部分があるのでわりと表現がシンプルに伝わってきましたね。
かと思えばどう解釈すればいいんだ?ってシーンもわりとありました。
とても30年も前に製作されたとは思えないような。刺激的です。
なんというか前衛的というか。
イカれたやつばっかり出てくるなって感想だけではなんか悔しいです。
この映画軍鶏が出てくるんだけどね軍鶏が闘ってると思ったら山崎努が喧嘩してるシーンだったよ。
なんでこうも気迫のある演技ができるもんかね。すげえや。目力かね。
ラブシーンでさえも気迫に溢れてるよ。
これじゃあね、今のキレる若者達のの演技じゃかないませんよ。
肉ちゃん

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