さらば箱舟の作品情報・感想・評価・動画配信

『さらば箱舟』に投稿された感想・評価

AKIRA

AKIRAの感想・評価

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設定が高尚な、メタファーな気がした。
絶対的存在、時間を司る特権的な"本家"と、掟を破った(いとこ同士で結婚した)"分家"。分家が途中で時計を手に入れて本家から分離した存在であることからもそれが分かる(そもそも煙たがられてるというのもあるが)。だが分家にとっては、本家との比較という意識が不可欠なために(本家が"当たり前"という価値観を提供し普遍的だと皆思っているので"分家"を村八分のようにからかうことができる。比較対象がなければ相対的なものしか存在しないはずなので)、弾かれているというのもあるので、本家の主人を殺害して以降、謎に分家の捨吉が亡霊のように生き、だが脳内では本家の主人と仲良くなっていくのも、価値観というものは相対的なものだとする比喩のように思えた(絶対的な軸がなくなり、価値観への迷いのようなターム)。
冥界との入り口というのも、価値観の死、ということなのかも、とも思わせられた。
エンドロール前、写真を撮られて服装が変化するのも、時間と共に今や当たり前と思える価値観も、その当時と共に死を迎えるほど揺らぎがあるというのも示しているようにも思える。
す

すの感想・評価

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理解が追いつかなかったの無念…

時計のくだりは田園に死すに通ずるものあって、わかるよっっ!てなった

あと最後のスエの表情と叫び良かった

そしていちばんラストのシーンは、フェリーニの8 1/2とかベルイマンの第七の封印を観たときのようなつくりもののしあわせ感…はりぼて感満載でチープで逆にいとおしい…となり、すごく良かった

マルケスの『百年の孤独』の名を冠することが許されなかったというけれど、
読んだことないからわからないが自分がマルケスでも、いや…ちょっとこんな解釈されて広められても…てなるのでは??と思っちゃった

本作が原作に忠実だというのなら逆にめっちゃ驚いちゃう

『百年の孤独』というお酒は寺山修司が名を冠することが許されなかったのを知った酒蔵の人がマルケスに電話かけて直談判してOKもらったっていうの、芸術家と商人の差というかちゃっかりしてるとこが出てるエピソードで好き

(本編またあらためてチャレンジしたい。。。個人的には初恋地獄編とならぶくらい、理解が追いつかなかった。。)
22-219-53
アップリンク吉祥寺
特集上映【和の匠・美術監督 池谷仙克の映画】
ガルシア・マルケスの「百年の孤独」を寺山修司が翻案ってだけで観る価値あり。
この世とあの世の境目のような幽玄の村の美術が素晴らしい。
ラストも痺れる。
聖な

聖なの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

村で暮らすスエと捨吉は生きづらそうで、悲しくなるシーンが多かった それでも2人が愛し合っているのが切ない 100年後の現代で、村の歴史や人々に縛られることなくスエと捨吉が幸せに暮らせていて良かった 寺山修司の作品に登場する物には意味が込められていておもしろい
情念と幻想と郷愁の不思議な融合。柱時計、穴、貞操帯といった道具の秀逸さ。最強ギミックは小川真由美!狂気というより諦念と浅はかさの極地。時代と時間を描く白昼夢にして壮大な叙事詩。

このレビューはネタバレを含みます

アカショウビンが鳴き、アコウのはびこる沖縄が映っていて驚き。かっちゃんも出ている。そういえばコンディション・グリーンのステージも演劇的だ?
沖縄の土着感は寺山修司の青森とも似た雰囲気があるみたい。
箱舟とはこの世、泥臭い故郷の記憶なのか。この世は、この世にいるものは、ガジュマルの根っこにがんじがらめになった岩のごたる。
(人間な 中途半端な死体で生まれてきてな 一生かかって完全な死体になるとな)
Aix

Aixの感想・評価

3.6
田園に死すや書を捨てよ町へ出ようなどで知られる寺山修司の遺作。時間の影響を受けない断絶された村の話。

貞操帯が外れない女、死人が見える男、従兄弟同士の結婚、村に一つしかない時計、犬の顔をした子供、脱出不可能な村など、さすが寺山修司のアンダーグラウンドな世界観でした。ホドロフスキーや鈴木清順を迂回しつつ、最終的にはフェリーニ、クストリッツァに落ち着くような壮大な作品だったと思います。シンエヴァも今作に割と近かったです。書を捨てよに比べると音響と編集はだいぶ改善されていたし、ストーリーも相変わらずヘンテコで見応えがありました。田園に死すほど感情移入が出来たわけじゃないし、草迷宮ほど怖くて面白い映画ではないけど、圧倒的なインパクトを誇っている作品に変わりはありません。フェリーニ、ホドロフスキー、鈴木清順、アンジェイズラウスキー、庵野秀明あたりの作風が好きな人にはオススメ出来る作品です。
100年経ったらその意味わかる!!
穴に落ちていくシーン、圧巻の演技でした。
m

mの感想・評価

4.3
本っっっ当に面白い
時計が1つしかない村、貞操帯、裸を見たら死ぬ女、物の名前を忘れていく夫、冥土への郵便配達
どうしたらこんなの思いついて、こういう風に現そうって思うんだろう
赤いリボン
黄色い花びら
壊れた柱時計
「世界中に雨の降らない日があったなら、きっと私は死ねるでしょう」
終始意味わからん( ͡° ͜ʖ ͡°)♪
100年経ったら帰ってきます
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