さらば箱舟の作品情報・感想・評価

「さらば箱舟」に投稿された感想・評価

プハラ

プハラの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

これ最高に好きです‼︎‼︎‼︎
寺山作品の中でもいちばん好きかもしんない。

「狂っとる」このひとことに尽きるんだけど、その狂いっぷりも上澄みじゃなく、ファッションでもなく、骨の髄液からって感じで。

張り紙、貞操帯、闘鶏、時計、切られた髪、そして「俺の妻」
モチーフひとつひとつがパンチ効きすぎかつカットごとの圧がすごい強くて、いちいち絵が焼きつく。
そしてそれが集合体になったときの吸引力がものすごい。

あのキラキラの中、花嫁衣装で踊り狂う様が圧巻。からのあのラスト。もうほんと大好き‼︎‼︎‼︎
元ネタは百年の孤独だそうだが、寺山修司ってものすごいロマンチストだよなぁ……
Sung

Sungの感想・評価

3.4
大作の死後も亡霊に縋りつくように時計を本家のもののみとする村人たち
大作を失うことで一人では文字のひとつも信じて決められなくなる捨吉

画一化された言語の呪縛
話し相手の喪失

言語への信仰と脆さ

外道とて言葉から成る
言葉は死そのものであり本当は問いかけることに意味などない
話し相手を失った言葉、「喪失」などという言葉は存在しない

別の時計を買ったところで、それはただ一人、あてもなく彷徨う亡霊でしかない
だいさくーーーーー!!!
けんが

けんがの感想・評価

3.0
もっとちゃんと観ます…
dodo

dodoの感想・評価

5.0
人間は中途半端な死体として生まれてきて、一生かかって完全な死体になるのだ。
詩人、歌人、劇作家、写真家、小説家、映画監督、天井桟敷の座長。
いくつもの肩書きをもつが、職業は、寺山修司。
この映画は子供の頃に観たが、いみがわからなかった。大人に、なってみてまた、少し迷子になる。
寺山修司の作品をみると、何故心が騒ぐのか?それは単に、刺激的な映像と
内容だけではない。
時間を埋める。
時計を持つことは、時間を持つこと。
生きているかいないのかわからない人々。
大きく空いた穴。
死人への手紙。
田舎特有の閉鎖された世界。
俺と書かれた板を首から下げることで、俺と言う存在を保つ男。
死生観と言う言葉がぴったりだからこそ、惹き付けられるのかもしれない。

100年たったら、その意味わかる。
なすび

なすびの感想・評価

5.0
ヒェッ、寺山修司「百年の孤独」を映画化しようとしたのか…ヒェッ、なんてやつだ…
昨日たまたま図書館で「百年の孤独」借りて今日たまたまゲオでこれ借りた、運命だな…
みなさま艶やかでつやつやしてらっしゃるのだけどその中でも特にもう山崎努のじっとりとした色気にクラクラした。最初はみんなにバカにされててグッとこらえてるのに爆発して頭おかしくなる感じの狂気に取り込まれたい。わたしも山崎努に愛されて俺の妻と貼り紙されたくなった…ヒェッ

地味に、大作も憎めなくてすき

ラストシーンはクストリッツァの「アンダーグラウンド」みたいなドキドキ感。
正気じゃない
貝崎

貝崎の感想・評価

3.0
寺山作品だしがんばって理解しようという気持ちは捨てた。期待どおりのなんもわからんかった。

言い伝えとか伝説とか霊的なものや目に見えない恐怖が人間の汚さや異常さ、羞恥的なものと絡むとサイアクな臭いがする。理解の範疇を超えるものに対してある種の好奇心を抱くものだし、そこに感覚的に共感できることがあったり、そういうのあるけど、まったくもってそそられなかった。あーきもちわるい。スエ(小川真由美)の最後の言葉は一番簡単にこの作品を説明してくれてるような気がする。半分くらい聞き取れないけど。「百年たてばその意味わかる」
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