メインビジュアルからアメリカの陽気な青春映画かと思い込んでいましたが、思いのほかみんな重いバックグラウンドを抱えていて繊細なお話でした。
時代設定は80-90年代？で、当時の音楽が色んなところで使われているのでうちの父親が喜んでいました。私は1曲もわかりませんでしたが、素敵な曲ばかりです。選曲の良さも素晴らしかったですが音楽を流すシーンも素敵で、トンネルのシーンは最初と最後どちらも名シーンだと思います。
この映画はアメリカの学校を舞台にした青春映画ということもあり、かなりアメリカ特有の文化が濃く描写されていて日本人には分かりにくいところが結構ありました。また、アメリカで大ヒットした小説が原作でストーリーはだいたい知っていることが前提になっているそうなので、1度見ただけで全てを理解するのは難しいので最初はそのエモい映像、音楽を楽しめれば十分です。色んな人の解説や考察を読んで新しい発見をする時間も含めて楽しい映画でした。
本作でエズラミラーという俳優を知りましたが、あまりの唯一無二の美しさに度肝を抜かれました。髪型的にも「ストレンジャーシングス」のマイクに似てるなと思いました。ダンスパーティーのエズラミラーが忘れられなすぎて別の作品も見てみたくなりました。
この映画を見る前に、「ロッキーホラーショー」を知ってるとより楽しいという情報を聞いて事前に鑑賞してから見ましたが、かなりガッツリ出てましたね。ロッキーホラーショーを知らないとなんだこれみたいな気持ちになるレベルなので、事前に見ておくことを強くおすすめします。知っていると、もっとたのしくなります。
