このレビューはネタバレを含みます
友人の勧めで観てみました。青春映画「ウォールフラワー」。
前半のサムがトラックの荷台に立って風を受けているシーン。チャリーがサムの美しさに見惚れてその瞬間がゆっくりに感じる(カメラワークをスローにすることで表現されている)。素敵かよ。
あのシーンは世界の全てがサムのもののような気がして、我が世の春とはこのことかと思いました。
そしてなんと言ってもエズラミラー演じるパトリックが美しい〜!!色気やばい〜!!こんな高校生いたら公然わいせつ罪にあたるじゃんまじでありがとう。
明るくて、気さくなパトリック。でもそんな彼の恋人との関係には影があって、っていう設定がすごく好きです。あとサムと最高の友人感かもしてるの大好き。ファンタビのクリーデンスと同一人物とは思えない。俳優って凄いですね。
あえてぼかされて描写されているのかはよく分からないが、チャーリーの過去のトラウマ(のようなもの)が明示されないまま終わってしまった。死んだ親友のことはほとんど描かれなかったが、それが原因で幻覚を見るようになってしまったのだろうか。
それから叔母さんのこと。叔母さんがチャーリーにしたこととはなんだったんだろうか…。「ふたりの秘密よ」「(チャーリーの)お姉さんはぐっすり寝ているから大丈夫」っていう叔母さんの発言から、チャーリーに性的いたずらをしていたと思われます。チャーリーがサムの身体に触る時に躊躇しているような感じがしたのは過去のことを思い出していたからなのかもしれない。
自分のこと、好きな人のこと、友人のこと、家族のこと。悩むことすら思い出の一部になる。あぁ、こんな青春を送りたかった。そう思わせてくれる作品でした。
と言ってもまぁ同じ学校ににエズラミラーがいたら3年間幸せエブリデイハッピーガール残り香だけで2年間過ごせるまであると思う