松トー屋

プロジェクト Xの松トー屋のネタバレレビュー・内容・結末

プロジェクト X(2012年製作の映画)
2.2

このレビューはネタバレを含みます

神話を扱っていると思って見てみたんだけど、暴徒映画だったのね。狂奔する大衆ほど怖いものはない。
POVということだけど、必要性を感じないむちゃくちゃ甘い設定。映画ナードとしてはけっこう燗に触る。全く触れられない、撮影のためだけに存在するダックス(実在の有名ユーチューバーが自演してるらしい)の自意識問題。『クロニクル』を知っている者として、この扱いの酷さには本当にもやもやする。ちゅうか、別に青春映画の系譜として作ってないんだろう。情緒的なものには無頓着。トッド・フィリップス製作ものにはそういうとこある。面白けりゃ全然いいし商業映画としてむちゃ優秀だと思う。たいした努力もなしにパーティは大成功。幼馴染にもマドンナにも言い寄られる。気の利いた選曲もない。階級は上がり幼馴染とも結ばれる超グッドエンド。なにせ可愛げがない。親のいぬ間にパーティものではあるけども、『すてきな片想い』から遥か遠くへ来てしまったなぁ。
セキュリティ君たちの活躍はマジ最高。
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