松トー屋さんの映画レビュー・感想・評価

松トー屋

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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

4.4

ナミビアの砂漠って釈迦が観てたやつか。日本の今っぽいワードで上手いタイトル。あの時に「サウダーヂ」てつけたセンスと似てる気がする。血が通ってくる後半以降、色んな論点と良いセリフが出てきて、人に語らせる>>続きを読む

オオカミ狩り(2022年製作の映画)

2.8

日本だと漫画とアニメにしか許されてない境域を実写映画が今よくここまで。それと絶対そっちじゃないでしょ笑な展開も下地がないからできるのかなんなのか。とにかく裏切りたかったんかな。操縦室銃撃戦が地味に良か>>続きを読む

Chime(2024年製作の映画)

3.5

白いカーテン黒い扉身近な包丁といつもよりあの頃の感じ。教室に集うソシオパスさん達のリアリティがとても身近に感じる。橋のカットがすげー、現実と異世界のカットバックなんて改めて普通じゃない

X エックス(2022年製作の映画)

3.8

音演出がめちゃ上手い、構図も練られた撮影でそりゃ観てられるんだけと流石に笑っちゃうて。パンイチで外に出るな。ラストカットの喝破感というか、おもろかった!シリーズ楽しみ

インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

前作で思った「身体性ってどう表現できるのか」そこに今回挑戦してた。最後はライリーが日差しを浴びてJOYを引き出し、身体を動かすの喜びを再獲得したんだと、考えられるかも。感情が暴走し身体に影響を与えたり>>続きを読む

密輸 1970(2023年製作の映画)

3.5

リュスンワン特有のいなたさも70年代に設定して良さに転換、荒っぽい作劇がドライブ感に繋がってる。同時代東映ぽいファンク劇伴渋い。やっぱ普通にアクション映画作ってくれよとも思わされる殺陣シーン凄い

城市特警(1988年製作の映画)

2.4

無茶苦茶さがおもろかったけどキツさが勝った。

タンジェリン(2015年製作の映画)

3.8

ピーカンな空、共同体的なもの、クライマックスのカオス、インディペンデント性、貧困、監督の一貫性感じる。あとドーナッツ。ラストカットがとても良い

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

4.4

前半のテンポ維持し切って見入った。責任負わないクズで高いプライドと、どこまでもエネルギッシュ、お前それはねぇよ…って瞬間のおもろさ。テキサスの工場地帯をチャリでいくプアホワイト
クソみたいなカメラワー
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.7

メタ仕掛けを置いておいても、アレクサンダーペインみたいな普通に良いコメディ。こんなんなんぼあってもいい。劇伴も気持ちいい

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.8

よくできたプロット、展開、ファーストカットの反復のうまさ。明暗が最大の魅力となってる映画館向きの映画。TVとかスマホじゃこんなのめり込めなかっただろな
ギョンスへの警戒心のなさ気になる、舐めてるからか

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

2.7

音のトラウマ演出がすごかった。特権的立場での題材選びは良い、注目の集め方が上手い。分かりやすさを捨てた脚本って脚本家としてどうなんだろう。そこにこそ腐心しろよとも思う。第3幕RDJ戦は何をモチベに観れ>>続きを読む

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.3

オクトボス一派襲来のシーンがクッソ最高。途中の会話劇が普通なカット割りで少し違和感、感じる程前作でジョージミラーが至ったアクション映画技法がどれだけ唯一無二か。音楽抑制してたのもよかった。面白かったな>>続きを読む

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.6

過去何年かの映画館で1番笑ったかもしれない、テンポ感がめちゃくちゃハマったのかな。間の気持ちよさとメッセージも相まって

ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

4.3

倫理と金、映画代二千を気にする小市民にとって切実だし、オスカー作品より断然好みだ。それぞれの立場にそれぞれの生活があって、どんな出来事が起こってもナスティーな会話は続く。Savage最高

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.2

劇伴がすっげー良い。ショート丈の衣装かわいかった。エマストーンはもう凄い所までいっちゃったんだな
なんか話の展開でもっとわくわくしたかったな

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.1

三人称視点カットでこの寓話感が維持されてる。機械的なズームワークと要所の手持ちカットが印象的。予言の自己成就。終始あんた何言ってんの?な不条理劇。ニコールキッドマンの作品選びマジ半端ない

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.6

ジョウウィック対マッドドッグなんてアチーわな。リスペクトありきの手合わせ

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.2

ウェルメイドミニシアター邦画の小品感はちょうど良いととるか物足りないととるか、がある
ほんとに変声期なの良かった

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.1

ジェームズワン苦労話知ってても知らなくても色々変なとこ目立ってるよー。アンバーさん…

ニモーナ(2023年製作の映画)

3.9

とっても大事な話を100分でまとめ上げて、今起きてる戦争にも思いを馳せるアニメ。クロエもさすが。まあ泣くわ

Saltburn(2023年製作の映画)

4.1

バッキバキの画と編集、軽い無双状態のエメラルドフェネルにバリーコーガンでそりゃ良いもんできるわ、バリーリンドンに目一杯ヘイト注入したような感じ、ナイス企画。オチとかパンチあって良い
音楽マジ良いmur
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市子(2023年製作の映画)

3.2

ウェット過ぎてちょっと
時折のロングショット良かった。夜団地の俯瞰がすごく良い、あの感じが全体のトーンだったら良かったのに。子役は演技ままキツいし若葉森永の情けな怒鳴りあいとか削って100分目指して欲
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.2

素晴らしいでき!ゲームの要素をうまく使った的な良さなんかと思ったけど、ただただ良質な活劇。ギャグがもっと笑えればもっと最高

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.8

映像に囚われた人が巡る記憶、映画にしかできない演出。ピントのボケ感一つ一つ計算されてそうでこわい

ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.2

さくっと観れておもろい90年代クライム映画感。最終の標的というか黒幕というかがシステムの室内アクションの演出はキレキレでフィンチャーのやりゃできるよって余裕すら感じて最高な出来。

Nas タイム・イズ・イルマティック(2014年製作の映画)

3.3

過去素材がよく掘られてる、資料として貴重。ロクサーヌに本気でシメられると思ってたNas
歴史的名盤を映画に、の制約に意外と苦しんでる印象。そこでRepresent、It ain't hard to t
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港町(2018年製作の映画)

4.3

選挙2以降の近さ。一段階を経た観察映画は、インタビュアーの声色も、神秘を感じている編集者をも観察させてくれる。撮影うっま

ザ・ビッグハウス(2018年製作の映画)

3.7

想田カメラが他カメラと比べて近さが分かりやすく違う。カメラ台数が多くなりインサートが何倍も豊富、なんだけど作家性を感じるのは編集の癖なんだろうか。いつも思うけど音の編集がめちゃくちゃ上手い

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

自分の思うおもろいだけで突っ走って散種してる感じ、というか。アップデートとかフル無視、それすら後世に残す感じも含め不気味で面白い。菅田達者だなー

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.8

お得意ギャング映画と沈黙のテイストを同居させた感じ。暴力、卑近、荘厳色んなカット3時間超で人生描き切る、この編集スコセッシしか許されてない。つまらないカットがない
まぁディカプリオ映画にはなってて同情
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.3

最高よくできてる。さすがセスローゲン仕事な音楽使い。バカキャスティングが良い、アイスキューブは全て分かってやってて最高、こんな当て書きは嬉しかったろうな笑。ストーリーも泣かされました、ジャッキー。。>>続きを読む