バニラ

人魚伝説のバニラのネタバレレビュー・内容・結末

人魚伝説(1984年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

人魚ホラーを探してこちら。
原発建設を背景にした港町が舞台、海女で生計を立てている夫婦の夫が殺され妻は復讐を誓う。
海の暗さは哀しみを予感させる始まり。
海女さんの妻ミギワを演じる白都真理、演技がどうかより気合いが凄い、海女で潜り哀しみの曲で泳ぐ姿はまさに人魚。
原発反対の啓介に江藤潤、「俺が死んだらどないする」と最初から不吉を漂わせてた。
夫殺しの犯人にでっち上げられるミギワが頼った祥平役は清水健太郎、若くて身体細いのに驚いた。
ミギワが聖子ちゃんヘアを切るシーンから復讐はアジョシになって。
ネタバレ。

「あんた原発に殺されたなら成仏できんな」
パーティ会場で復讐の大殺戮「どうせキチガイや」と絶叫し全身に返り血を浴びながらモリを振りまわす姿は凄まじいバイオレンス。
復讐を果たしたミギワは海に還り人魚として伝説へとファンタジーで決めたラストは美しかった。
高得点。
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