OASIS

人魚伝説のOASISのネタバレレビュー・内容・結末

人魚伝説(1984年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃなことをしているけど、それが突き抜けていておもろい。
前半の穏やかな風景、美しい海、静かで優しい水中の描写とは正反対の後半の怒涛のヴァイオレンス、血飛沫。

それだけでも凄いのに、ベッドシーンもなかなかのハードさ。
夫を殺された妻が見せる泥臭い努力と調査が実を結ぶその執念が凄い。
めちゃくちゃな描写は多いが、展開自体は破綻はせずしっかりとしたキャラクター性、ストーリー性を持っているからか荒唐無稽さはなかった。

原発建設の関係者は次々と葬られ、看板は嵐で倒れる。
そして復讐を果たした主人公は美しい思い出の海へと返っていくというなんとも素晴らしい構成。
あのクライマックスの殴り込みはいつまでも記憶に残るだろうアクションシーンだろう。
OASIS

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