クリムゾンキング

エンド・オブ・ウォッチのクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

「天使の街」ロサンゼルスを舞台に、警官の現場の記録映像を撮ろうとする主人公と相棒の制服警官を軸に、毎日起こる重犯罪の様子を迫力ある映像で見せてくれる。

これといったストーリーはなく、密着警察24時のようなドキュメンタリータッチ。
冒頭から車載カメラの映像でのカーチェイス、からの銃撃戦で「日本に生まれてマジ良かった」と思わせてくれる。

パトロール中はくだらない話で盛り上がり、仲間との署内でのいたずらやプライベートでの生活感などを挟みつつ、いざ事件が起これば死と隣り合わせの現場、銃撃戦や逃走劇などをボディカメラでの映像で臨場感たっぷり。

暴漢に襲われ負傷した仲間がナイフで目を刺された、とか踏み込んだ家で死体解体の現場を見つけてしまった、など、一瞬映る映像が不鮮明な映像ゆえに非常にリアル、そして終盤、たまたまガサ入れで入った家がメキシコのま麻薬カルテルの拠点だったことから命を狙われて銃撃されるシーンなどは本当に見応え十分の緊張感。

決してハッピーエンドではないけれど、毎日犯罪と戦って命張ってる警察官たちに感謝したくなる作品だった。