エンド・オブ・ウォッチの作品情報・感想・評価・動画配信

「エンド・オブ・ウォッチ」に投稿された感想・評価

ナオキ

ナオキの感想・評価

5.0
"制服警官"映画の傑作。

サウスセントラルで日々犯罪と戦う制服警官を描いたドキュメンタリー風クライム映画。主人公が重大事件を担当する刑事ではなく、目の前の犯罪に対応する制服警官だからこそ現場の苦労がよく伝わりました。

全編に渡ってヒリヒリとした緊迫感が続き、一瞬の判断ミスが命取りになる過酷な犯罪現場をPOV風のドキュメンタリータッチで撮影されたからこそ、自分がその現場に放り出されたかように手に汗握る映画でした。また本作の監督を務めたデヴィッド・エアー自身がサウスセントラル地区で10代を過ごした過去があるのでストリート描写やギャング描写がとてもリアルで、見応えがありました。

実際に警察訓練を受けて撮影に挑んだジェイク・ギレンホールやマイケル・ペーニャも演技も良かったですが、脇を固める同僚役のフランク・グリロやギャング役のクリー・スローンも良かったです。
ジェイクの見てなかったやつ見よう的な軽いノリで見たらかなりヘビーだった。
警察でバディを組む2人の日常を手持ちカメラで撮影するモキュメンタリー形式。日々の事件をこなしていく中で麻薬絡みの現場に遭遇し、メキシコマフィアに目をつけられるようになる。

LA市警全面協力とのことで、これがヤバい地域のリアルなんだろう。終わった後にエンド・オブ・ウォッチの意味を知って納得。こう言う所には間違っても足を踏み入れたくない。移民大国アメリカの闇を感じた。

2021-51
JinDogg

JinDoggの感想・評価

-
終盤の緊張感と喪失感がえげつない。
麻薬戦争映画は残酷すぎるけどそれがリアルだと考えると世の中どうかしてる。
ジェイク・ギレンホールどんな役でもしっくりくるのすごい。
WTR

WTRの感想・評価

2.0
途中離脱寸前だったがジェイクギレンホールのおかげでギリギリ最後まで見れた。最近の若者はこんな感じでしょ的時代錯誤の小寒い映画だった
監督・脚本は「フューリー」「スーサイドスクワッド」のデヴィッド・エアー。
主演は「遠い空の向こうに」「ゾディアック」のジェイク・ギレンホールと、「ワールドトレードセンター」「アントマン」のマイケル・ペーニャ。

ロサンゼルス市警の制服警官コンビ、テイラー(ギレンホール)とザヴァラ(ペーニャ)。
2人は携帯用ビデオカメラで記録を残しながら、日々のパトロール業務をこなす。
担当地域は市内でも指折りの治安の悪い場所。
出くわす現場はハードなものばかり。
それでも軽口を飛ばしながら、2人は危険と隣り合わせの日常をタフに生きていく…。

リアリズムを追求した、制服警官もの作品。
製作費700万ドルと予算をかけた作品ではないが、評論家、一般層共に広く支持を集めた作品。
5000万ドルを超えるヒットを記録した。

ジャンルは、いわゆるバディ警官ものだが、今作の最大の特徴は、いわゆるファウンド・フッテージものだ、という点にある。
つまり、ほとんどの映像が、原則として当事者の手持ちカメラという設定で撮られている。
ホラー映画の、ブレアウィッチプロジェクトやREC、パラノーマルアクティビティなどの刑事ものバージョンと言えばわかりやすいか。
そのモキュメンタリー風映像に、役者陣の自然な演技、ロス市警完全協力、監督のデヴィッド・エアーのストリートへの造詣の深さが加わり、全編にわたり、凄まじいリアリティがある。

ストーリーは、基本的に、警察密着ドキュメンタリー的に、主演2人のパトロール風景と出くわす危険な日常の数々を描く。
捜査担当の刑事やFBIではなく、地元密着の制服警官を題材としている点も、特徴の一つだろう。

今作の見どころは、彼らのパトロールのヒリヒリするような緊迫感であろう。
上述の各要素で生み出されたリアリティは、銃社会アメリカにおける治安維持の危険性を浮き彫りにする。
2人の運転中の軽口の明るさや、恋人や家族と過ごす時間の温もりが、余計にトラブルに立ち向かう時のスリルを高める。

オープニングのカーチェイスからして凄まじい迫力。
映像はパトロールカーのドライブレコーダーだろう。映像の工夫により、実に新鮮な迫力が得られる。

トラブル発生時、現場に駆けつけた時の緊張感は、銃社会ならでは。
いつ相手が銃を抜くかわからない。
そしてどこから撃たれるか分からない、という体験が手持ちカメラでリアリティ豊かに描かれ、観客も共有できる。
警察ものとファウンドフッテージの相性の良さに驚かされる。
通報のあった建物に立ち入った結果、2人は悍ましい現場にいくつか遭遇するが、そのいずれもリアリティがあり、目を背けたくなること請け合いだ。

時間の経過と共に、どうやらメキシコ系麻薬カルテルのアジトが2人の担当地域に点在していることがわかってくる。
2人は制服警官であり、刑事のような捜査権限を持たないため、事態の全容は窺い知れない。
しかし、制服警官として犯罪者との「戦争」の最前線にたたねばならない、という理不尽。
2人がいかにして、こうした理不尽に対峙し、いかなる結末に至るか、というあたり、今作のテーマとも関わってくる。

ストリートにひしめくギャングたちの凶暴さは印象的。
特にメキシコ系女ギャングの何をしでかすか分からない恐ろしさは、女性の悪役としてはトップクラスではないか。
演じるヤヒラ・ガルシアさんの他の出演作は知らないが、ホンモノであっても驚かない。

ジェイク・ギレンホールとマイケル・ペーニャのユーモアとシリアスの絶妙なバランスは、今作の魅力の一つだろう。
今となってはいずれもMCUに出演するなど、人気ものの2人だが、演技が巧みで作品のリアリティの邪魔にはならない。

今作のテーマは、一部地域の制服警官が晒される過酷な勤務状況そのものであり、アメリカの治安維持が、一部で限界に達していることのレポートにあろう。
全編に漂うリアリズムや、家族や恋人とのひと時を見せてからの終盤の展開など、このテーマから整理できよう。
ロス市警全面協力とあって、警察礼賛映画になりそうなところだが、FBIや刑事との対比における末端の苦労や、ジョークで誤魔化さないとやっていられない勤務体制の過酷さなども描かれており、公平な視点も感じられる。
アメリカにおいて、警察官の市民への暴力的対応に対する非難は、日毎に高まりを見せているが、今作は、根本的な要因が根深いことを逆の視点から気づかせてくれる。
警察官を懲らしめればいい、という単純な問題ではないのだ。

男同士の友情や絆の話、とまとめることもできそうだが、上記のテーマや何とも言えないラストシーンに照らすと、むしろ、警察業務の過酷さを際立たせる要素に見える。

ファウンドフッテージものにありがちな、細かな問題は今作でも目につく。
この手の作品にカメラ酔いする方は注意が必要だろう。
一部のカメラが、どう考えても当事者のものではない点や、カメラを撮っていること自体が不自然な点は、人によってはノイズになるかもしれない。
割り切るのが吉だろう。

総じて、リアルな制服警官の過酷な現実を描いて、独自の魅力を放つ快作。
日本人として観ると、描写のリアリティゆえに、日本の治安と比較して驚きが増す。
銃規制こそが自明な解決法に思えるのだが、利権や伝統、文化、アイデンティティの問題はそう簡単ではないようだ。
なお日本の制服警官について知りたいなら、「ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜」という漫画が、作者の元警察官という経歴もありリアルで面白いのでオススメしたい。
Duka

Dukaの感想・評価

4.0
LA警察24時。

警官視点のカメラと俯瞰のカメラのバランスが絶妙。記録映像風だけどとても見やすい。

舞台は黒人とヒスパニックが勢力争いをする危険地区。
メキシコの麻薬カルテルは本当にやることがえげつない…。

そんな危険地区に勤務するテイラーとザヴァラ、
コンビを組む2人の警官の日常の勤務風景や、
2人の私生活風景。
家族や恋人を大切に思う2人の姿が描かれて、
パトロールに密着する中で
どんどん2人に感情移入していきます。
お互いに信頼し支え合い、
人生を共にする、命を預け合う
兄弟であり家族である。

もう2人がカッコよくて面白くて、
幸せな話が出るたびに強烈なフラグを感じて
何度も見れなくなって中断。
どんなホラーよりも怖すぎて先に進めない。
先が気になるのに見進めるのが怖くて止めるって、初めてかも。

冗談を言い合っていたと思ったら
一転して一瞬で緊張が走る勤務風景。
終盤30分は祈りながら見ましたが…。

ラストシーン、
バカバカしい話で笑い合う2人だけど
見てる方は涙止まらなかった。

最近、黒人への差別行為が問題になっているけど、一方で最前線でこうして命がけの警官もいる。
日々命がけで勤務する警官への
リスペクト映画。
imgreat

imgreatの感想・評価

3.0
・アクション
・モキュメンタリー
・ロス市警全面協力での撮影

複数のキャストについたカメラを用いて編集されたモキュメンタリー。

『実話』ではないけど、実際ある事件などを題材にしてあり、凄くリアル。

所々、目を背けたくなるところが有る。
冒頭のカーチェイスが一等よい。主人公がカメラを回しているという設定が特に活きない。


演出0.8
人間0.8
構成0.6
驚き0.8
趣味0.7


演出=総合的な演出
人間=俳優および被写体の魅力
構成=脚本や画面の全体的な構成
驚き=斬新さ、意外さ
趣味=個人的な好き嫌いの印象
ultra7

ultra7の感想・評価

3.5
緊張と緩和の繰り返しで目が離せないし、気を緩められない。
これがLAのリアルなんだと思える臨場感。
最後の車の中での会話のシーンはすごくよかった。
主人公がカッコいい。
デイアフタートゥモローから変わらぬ若さイケメンさ最高。

まずタイトルは殉職って意味で、映画をみた後に調べてわかってすごく納得した。

ロス市警の日常をセルフカメラで撮っている感じで映画は進んでいく。
日常の家族の話とかほんわかした感じから事件になると切り替わる緊張感はとてもよかった。
映像の切り替えも、一応自撮りのカメラの程を守りつつ、普通の2人が映るカメラに切り替わっていて違和感はそこまでなかった。

この映画を見ると最近の黒人差別事件(警官が誤射で殺してしまう)などの見方が変わる。警官がどれだけ無防備で自分の命が危険に晒されているかが、セルフカメラを通して臨場感が伝わってくるからより理解することができる。
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