若杉映二が演じる深畑がほんまに気持ち悪くてきつかった!
ゲイボーイたちがディスコミュージックに合わせて着物で踊りながら自己紹介をするシーンだとか、やたらと長いしあんまり本筋に関係ないSMシーンとか、服の可愛さとか、オープニングの鮮やかさとか、細部が印象に残る映画。
ダラダラと関係の切れない男女。都合の悪い時には黙る男。それを許してしまう女。ちょっと昔の京都。男女の痴情のもつれには、やはりどしゃぶりの雨が良い。
「いつもいつも恋心でいるわけにはいかないそんなことさえあなたは許せない」そんな林あまりの短歌を思い出した。