Buchaiku

もうひとりの息子のBuchaikuのレビュー・感想・評価

もうひとりの息子(2012年製作の映画)
3.9
観てよかった。
ユダヤ人である自分が重要だった、そんな目に見えない精神的なものがぽっかりなくなったときの肉体的自分の無力さ。

お互いの息子は、母親にとって、何ヶ月も生まれる前のベベと共に生活し、お腹を痛めて産んだ実の子供。父親とは感じるものが違うのかもしれない。私でもきっとそうだと思う。

弟がユダヤ人であることを知り一番拒絶していたパレスチナ人であるビラルが、血縁的な弟と会い心を落ち着かせてゆき、イスラエル軍の将軍であるジョセフの父親と自ら握手。イスラエルに心を開いていく様子に心打たれた。

一気に家族が増えた感じ。楽しそう。
ヤシンが急進的パレスチナ人じゃなくてパリに住む学生でよかったかもって思った。

ユダヤ人には、2種類ある。母親がユダヤ人の血縁的なユダヤ人の場合と、ユダヤの信仰を持つと言う宗教的ユダヤ人。

どうしても気になったらのがジョセフの明るい肌の色。どうしてもパレスチナの両親から生まれたように思えなく、くるくるぱーまがあるから、うん、と思えたものの、しっくりこなかった。それと、誰だあれはと思っていたら、大きくなったセザールだった。かわいい。
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